花研コーヒーブレイク
最近のコンビニのちょっといいコーヒーから思う事 高級品を知ろう
2021.01.25
こんにちは。ボンソワール桐生です。
最近コンビニでちょっといいコーヒーを頼んでみました。従来よりも2割ぐらい高いコーヒー。香や味が従来と違います。
コーヒーって30年以上前のアメリカの刑事ものドラマかなんかでいえば、喫茶店でサーバーから入れてくれる感じがかっこいいなあと思っていました。わたしはそんな世代です。クリントイーストウッドという俳優そのものでしょうかね(笑)そして、昨今では日本のファミレスで同じような感じでコーヒーが飲めるようになり、それはそれで楽しいものでした。
それがいまや、生豆をその場でローストしたものが容易に入手できるようになり、上手いコーヒーとはなんたるかを体験できるようになりました。やっぱりローストしたてのコーヒーは香が複層的で、コンビニのちょっといいではそこまでではないかもしれませんが、普通に販売されている自家用の高いコーヒー豆ぐらいの味はしますからすごいと思います。いいものを知ると、そこから順位付けできるようです。
業界の先輩から、「いいものは知っておいたほうがいいよ」ということをしばし言われてきました。サービス、服、食、・・・もちろん自分で支払うことができる範囲ですが、たまにごちそうになることもあり、☆がつく店の旨いものを体験することができました。
今でも話題にするのですが、イベリコ豚の話。最高級のイベリコ豚はベジョータという記載があります。ドングリを食べて育った豚で脂身にドングリの香りがあります。これは一度口にすればほぼわかります。実はドングリを食べたイノシシも同じような脂の味になるのでイノシシで知ったかたもいるかもしれません。
でも大変高価なので、そうそう食べられるものでもなく、一方でイベリコ豚の商品は多数あります。イベリコ豚とはイベリコ種の豚をさすそうですから、クオリティをさす訳ではないようです。クオリティはベジョータの方で、勝手に名乗ることはできないようになっています。ベジョータはハムなら買えそうです。
コーヒーのいいものは最近の記事を読むと一杯3000円のようです。とてつもなく高いですが、それでも手のとどく最高級品だと思いますので、最高を知り全体を知るにはコーヒーはいいモデルではないかと思いました。
で、何か花業界との接点を考えると例えばドライフラワーについて。ドライフラワーが流行っていますが、この最高級品ってなんでしょうか。ここを知らないと、ドライフラワーについてもあまり語れないなあと思っています。収穫後、速やかにドライにする。これが最高級品だろうとは思いますが、ドライフラワー用に生産した花でなければならないだろうし、更にドライに加工する技術、完成したドライの出荷の時の選別もあるべきだろうし、小売店の店頭での管理もあるでしょうから、最高級のドライフラワーを目にするまでは、まだ時間が必要かもしれませんね。
また、生花でいえばトルコギキョウのように最高級品はスゴイということをあらためて認識したいですね。昨年、お隣の市場の展示で切花のポインセチアがありましたが、すごい仕立ててでした。名人にふさわしい商品でした。一方、すぐにわからないものもあります。冬場の厳冬期になると差がめちゃめちゃ出る。例えばカロライナジャスミンなどがありますが、普段なかなか困らないと気が付きません。できるるだけ名人のスゴイところを感じ取っていきたいですね。
「んだなー、(ある程度は)共感だべ」という方は、フラワービジネスノートもぜひよろしくお願い致します。
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それではみなさま、ごきげんよう。