花研コーヒーブレイク
<さんぽみち>ボンジュール編
2021.01.07
こんにちは。
ボンジュール内藤です。
本日の都内の新型コロナ感染者数の発表は過去最高の数字でございましたが、通勤で使わせていただく路線の社内は、あまり人数が減っていないように思います。今年になって、日によっては山手線は若干平常時と比べて空いていると感じるときもありましたが、今朝はまたフツーな感じでした。ニュースで発表される数字や報道から受ける緊迫感と、実際の日常生活で受ける印象との間に大きなギャップを感じます。そういういつも通りの電車通いなのですが。
さて、そんな通勤道でマメ科の植物の実が落ちているのを見つけました。大田市場周辺の街路樹です。ワンちゃんの散歩や猫ちゃんも多い道ですから、拾うのもそれなりに衛生面では気を遣いますが、きれいそうなのをいくつかピックアップしてみました。
こんな感じの実でした↓
大田市場に出荷されていてもおかしくないような雰囲気です。
その姿からマメ科の植物であることは容易に想像がつきますが、なんという名前の植物か特定できずGOOGLE LENZで調べてみますと、おそらくは「サイカチ」という樹木の実である説が濃厚。
さやを割ってみますと、コーヒー豆サイズの種子が出てきました。
「このサヤにサポニンを多く含むため、油汚れを落とすため石鹸の代わりに、古くから洗剤や入浴に重宝された。」とウィキペディアにあります。
「サヤを水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用した」・・・と。また今日ではない日にやってみます。
なるほど「豆はおはじきなど子供の玩具に使われていた」そうで、この前の数珠玉でありませんが、おはじきやお手玉の中身などに使われていたのでしょうか。今お湯に漬けて、芽出しにトライしているところです。
サイカチは万葉集にも登場するそうなので、古くから日本に自生する樹木なのですね。その通り学名をGleditsia japonica Miq.というそうです。
さんぽみちって、歩く人にとってそれぞれの新しい発見があり意外と面白いものです。
それではみなさま、ごきげんよう。