花研コーヒーブレイク
<さんぽみち>長持ち園芸植物は味が増していくわけです
2021.01.12
こんにちは。ボンソワール桐生です。
園芸植物といえば、そのシーズンで寿命が尽きると思う方も多いでしょう。冬に植えて五月の連休前に枯れる、春に植えて11月頃には命運が尽きる、そういうイメージです。
鉢物で花が咲くものもそうでしょうか。切り花よりも3倍長持ちというイメージの方もいるかもしれません。
ここでご紹介する植物も、季節の植物ですがその様子から数年経過していると思います。
例えばハボタン。
踊りハボタンと言って、摘心仕立てにすることで二年物を出荷する方もいらっしゃると思いますが、この写真は公園で撮影したもの。つまり野良状態。誰かが植えたものが数年後こうなったという感じです。
とはいえ立派ですね。都内も12月になって冷えましたので色もよく出ていると思います。
こちらはポインセチア。
これはよく色づきました。都会のマンションの植え込みです。株が立派になりました。枝がしまった感じがするのでひょっとすると手が入っているのかな、でも年数は経っていそうなポインセチアです。
ここに写真はありませんが、ニチニチソウも木化し年数の経ったものに出遭うことことがあります。
これら年数の経過した個体は鉢植えのように計算された形状から解き放たれた野性味を帯びていますね。
味があっていいですねえ。昨年はガーデニングが大いに生活に取り入れられた一年でした。東京は都心部は暖かく、越冬する植物が多くあります。
まだまだこの写真のように立派に育っていないでしょうが多数の植物がベランダや軒下のポットで二年目を迎えようとしているんじゃないでしょうか。
ひとまず買って育てて、枯れないのでさらされている植物、剪定する楽しみや株を大きくする方法、そんなアドバイスもお届けできると楽しいですね。また、いっそ買い替えるというのもいいのですよということも。
それではみなさま、ごきげんよう。