花研コーヒーブレイク
シェフレラの記憶
2020.08.31
こんにちは。ボンジュール内藤です。
昨日は、大田区の萩中公園の近くを歩いていました。
すると、どなたかのおうちの生垣に見上げるほど、また道路に張り出してよけるほど大きく育ったシェフレラを見かけました。
すごいですね。シェフレラは品行方正に鉢に収まった観葉植物とばかり思っていましたが、ここまでくるともう出自の如何を忘れて野生化したというか、自由奔放に人生と才能を謳歌しているように見えます。
そしてなんと、このシェフレラにはたわわに実がなっていたのです!
シェフレラといえば、5歳で始めた習い事の初めての発表会でもらった出場記念品でした。3-3.5寸鉢のシェフレラだったのですが、装飾を兼ねて床面に置いてあったのを自分で選んで持ち帰ったことを覚えています。
その後、小さなシェフレラは私以外の誰かがきちんと管理してくれたおかげで、順調に成長し、学業を終えるころには自分の身長くらいまで大きく伸びていました。
大人になったときに、そのシェフレラは発表会でもらってきたあの植物だったことには気づいていなかったのですが、世話をしてくれていた家族が教えてくれて、20年近くを経てやっと一つの植物の生長が線でつながった気がしました。
その習い事はもうやめてしまいましたが、このように実がなるまで続けていたら、今頃はその習い事も実りがあり、稼ぐまでとはいかずとも何かもう少し形になっていたかもしれませんね。
シェフレラの結実を見て、遠い記憶に思いを馳せた週末でした。
今週末からは、東京でも真夏の陽気が一服する見通しですね。季節が変化するころですので、何卒ご自愛ください。
それでは皆様ごきげんよう。