花研コーヒーブレイク
クルクマ、増えましたね
2020.08.26
こんにちは。ボンジュール内藤です。
国内に流通するクルマは増えていないかもしれませんが、クルクマは増えたように思います。実感としてです。
(いや、クルマといえば自転車も含まれますから、電動自転車などの分野では増えているかもしれませんね)
そして、今年、クルクマの流通量はシンギュラーポイントを越えて、新しいステージに入った年かと思うほどあちこちでよく見るようになりました。
行きつけのスーパーの花売り場で見つけたクルクマ束。(8月21日撮影)
この時期、クルクマ2色3本で500円前後なのはかなりお買い得に思います。とても長持ちしますし。
某スーパーさまの生花広告欄。
某JR山手線駅直結のA生花店様↓で撮影。クルクマとビバーナムの実との束を販売していました。
また別のJR駅の構内にある生花店B様。
このような専門店さんでこの時期にクルクマを取り扱うのは以前からのこと。もちろん決して珍しい光景ではありませんが、スーパーマーケットの花売り場でクルクマだけの花束を見かけ始めるというのは、新しい動きのように思います。イノベーター理論でいうところのアーリーマジョリティまで浸透し始めたと解釈していいかもしれません。・・・か、もしくは今年だけのことか、今回のスーパー様の試みなのか、継続的に観察していく必要がありますね。
クルクマとはショウガ科の植物。マレー半島やアフリカなどが原産地です。
品種によってCurcuma longa(クルクマ・ロンガ)などはその根がウコン(英名:ターメリック)として知られ食用・薬用によく利用される一方で、花き市場に流通するような花を観賞する品種も多くあります。花のように見える部分は実は苞なので、この暑い時期でも比較的観賞期間が長く、酷暑の中でも透明感のあるピンク色できれいに発色するので、とりわけクルクマの中でもシャロームと呼ばれる品種(Curcuma alismatifolia;クルクマ アリスマティフォリア)がハスの代わりにとお盆によく使われたりしていました(今でもそうですが)。
しかし、昨今は色、サイズ、形の品種バラエティが豊富で、お盆の花という枠を超えてクルクマならではのオリジナルステータスを築いています。
8月が過ぎたら統計データを見てみようと思いますが、この6-8月はクルクマの取引量が増えているような気がするな~と。多分品種構成も結構変わってきているのではないかと思います。仮説です。検証は小欄にてまた後日。
昨日の反省に倣い、ちょっとした気づきを書き留めてみました。
それではみなさまごきげんよう。