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朝日新聞さん「beランキング」は“贈られたい切り花”

2012.03.26

3月24日(土)付け、朝日新聞さんのbe on Saturday紙に「贈られたい切り花ランキング」が掲載されました。

毎週注目のbe on Saturdayの「be ランキング」★☆★

今週はありそうでなかった花の人気ランキングがついに企画されました。さすが朝日新聞さんです!(嬉)(≧∇≦)

 

しかも記事デカッ!∑(゜◇゜;)

きれいな花の写真がカラーで掲載されており、内容も生活者目線で分かりやすく馴染みのあるものになっています。

回答者数はナントは4,000人近く、さすが全国紙パワーとネットワークの広さが感じられます。

 記事はこちら ↓ クリック!(掲載は朝日新聞社さんの許可をいただいております)

 

さて、ランキングの考察については紙面にてコメントさせていただいたとおりですが、今回の調査で“流行”よりも“定番”がランクインした理由は、回答者の年齢層にあるのかなと思ったのが一つ。

しかしながら、もう一つ大きい理由として、流行や新しいものが広く一般にまで浸透するには時間がかかるということを物語っている結果となったと感じています。市場や小売店、生産側など販売に立つ人が流行や新しい物を発信していくのは当然の役割ですが、イノベーター理論にあるように、「新しいもの」がアーリーアダプターを通り越してマジョリティまで広く浸透するには、私たちが想像している以上に時間がかかるということです。イノベーター理論からすればイノベーターとアーリーアダプターはたった16%ですから、この16%で流行だのなんだのと騒いでも、単なる内輪の盛り上がりに過ぎないのかもしれません。レイトマジョリティにまで浸透する頃には、流行発信者にとっては伝統か化石になっているのが常なのかも。対象とする母集団が大きければ大きいほど、そうかもしれません。

それを体験したことがありました。ダリアの「黒蝶」が大人気ブームと通り越して市場では当たり前のアイテムになったころ、近所のクリーニング店のおばちゃまに日ごろの感謝の気持ちを込めてちょっとした黒蝶の花束を差し上げました。すると、

「うわぁ~、珍しい!こんな花見たことない!この花は何?」

と喜んでくださいました。

が、ダリアであることすら分からなかったという、ちょっとしたショックを受けた覚えがあります。我ながら業界にどっぷり浸かって、生活者目線を離れてしまい盲目になってしまったことを気づかされた経験でした。

大きなメディアに冷静な目でこのようにアンケート調査をしていただけるというのは、消費者意識を認識するだけでなく、業界を見直すきっかけにもなりありがたいことです。

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