花研コーヒーブレイク
ミモザをチェスターコートの胸に挿している女性がかっこよかったっていう話
2021.02.17
こんにちは。ボンジュール内藤です。
ボンジュール内藤ですが、最近は泥油育子(どろあぶら・いくこ)にニックネームを変更しようかと思っています(笑)!
「泥まみれ・育子」じゃなくて「泥油(どろあぶら)・育子」です。
ちょっとインパクトありますよね!?清潔感はないけど・・・^^;
なぜ「泥油」なのかにつきましては、また機会がありましたらご説明させていただきたいと思います。
さて、大田市場花き部正門にあるミモザアカシアの木はいよいよ満開を迎えています。本日の強風にゆっさゆっさと枝を揺らして、春一番(春二番か三番か存じませぬが)とミモザの黄色とで、春到来のベルの音が聞こえてくるようです。大田市場の仲卸通りを歩いていても、ふわっふわの卵の黄身のような黄色をしたミモザがたくさん陳列されてますし、街の生花店さまでもお店の一等地にミモザが置いてあります。この時期マットなミモザの黄色をあちこちで見ると、ふんわりと幸せな気分になりますね。
さて、ミモザと言えば忘れられない女性の姿があります。
もう何年も前になりますが山手線に乗っていた時に、紺のチェスターコートを着たショートヘアのこざっぱりした女性を見かけました。カバンも持たないくらい身軽でシンプルないで立ち。ドアのところに一人で立って、文庫本を読んでいました。
その女性の紺色コートの胸には黄色いミモザの小さな束が挿してあったのです。その姿がとてもカッコよく印象的で、一瞬で瞼に焼き付くほどでした。
多分そのカッコよさは、外観だけのものに終わらず、内面を想像させるほどのものがあったのでしょう。たとえばカバンを持たないスタイルとか文庫本に目を落としているとか、無駄なものは持たないけど、胸に花を挿す、しかも旬の花を的確にチョイスして、コートの色やお体のサイズに合わせてパーフェクトにコーディネートしてしまうセンスの良さ。紺色や文庫本から想像させる知性。そのようなちょっとした切り取り情報の積み重ねで、とてもシンプルにかっこよく生きていらっしゃる方なのかなと、勝手ながら想像したのかもしれません。
ということで、今年、泥油育子はこのスタイルをマネしてみようと思います!
ところが泥油育子は荷物が多いから困りました💦
それ以外は紺色のチェスターコートも髪型も準備完了、明日にでも実行可能です。ミモザもそんなにたくさんはいらなくて、家にちょっと飾る&胸に挿すくらいあればいい。そのくらいの量を生花店で購入します。そして重要なのはカバンを持たない。(泥油にとってはこれが一番ハードルが高い!)
形態模写って大切ですよね。そこから内面も変わっていくこともあるように思います。
こちらもぜひご活用くださいませ。
泥油育子のデビューブログでした☆笑
それでは、みなさまごきげんよう。