花研コーヒーブレイク
うがい、手洗い
2012.03.19
いよいよ明日は春分の日です。皆様も生活の周りのいたるところに春を見つけることができるのではないでしょうか。
さて、今年の冬は風邪を引くことなくなんとか越すことができました。まだ油断は禁物ですが。
ここ数年は毎年1度は必ず、ひどい時は1シーズンで2回も風邪を引いていたこともあったので(自己管理の悪さを嘆くばかりですが)、今年は久々の快挙です。
あちこち出張もありましたし、国内・国外での展示会など人が集まり乾燥した環境に長く身を置いたりなど、日常とは異なることなども多々ありましたが、なんとか免れました。
これは偶然ではありません。理由があります。
あるお医者さんから“(あなたの場合は)風邪をひくと厄介だから注意してね!”と言われていたので、自分なりに気を付けていました。どのように気を付けていたかというと、意外にも単なる“手洗い”です。但し、「必ず石鹸を使う」というところがポイントです。
「うがい・手洗い」といいますが、口を閉じていれば呼吸は鼻でするわけですから、やはり出かけた際や無意識のうちに24時間あちこち触れている「手」で、物を食べたり、直接粘膜に触れたりすることに、風邪引きの大きな原因があると仮定しています。
ですから、なにかにつけて必ず手洗いをする。水だけではバイ菌や汚れは落ちません。100%石鹸洗い。数えてみたら1日に18-20回洗っていたので、起きている時間内は1時間に1-2回は洗っている計算になります。今年風邪を引かずに済んだのは、これが大きかったかなと振り返っています。あまり行き過ぎると「アライグマ症候群」ですが、そこまでは神経質になっていません。(つもりです)
そもそも、外を吹くカゼは「風」と書くのに、どうして体内に取り込むと「風邪(ふうじゃ)」と書くのか。
それは、「風の神が邪気や邪悪なものを体内にを引き込む」と考えられていたからだそうです。風邪を“引く”という表現もこの「引き込む」という発想からきているのだとか。
そんな理由からか、風邪をひくと“気合いが足りない”と自分を責めたり、責められたり。気が張っていたのが緩むと風邪を引きやすいというのは、経験上確かにそうなのだとは思います。つまり、「気持ち」で風邪を引いてしまうということ。
しかし、意外と簡単で物理的な方法で確実に防ぐことができるんですね。(と今年は自分に合った方法を見つけた冬でした)
仕事を続けていくには体調管理も必要です。風邪を引きながら仕事をしてしんどいのは自分です。“たった”手洗いで冬の仕事も少しこなしやすくなるんですね。