花研コーヒーブレイク
花き業界の販売チャネルの変化で購買に関するデータが蓄積しつつある2020年という話
2020.04.30
こんにちは。ボンソワール桐生です。
消費者(お客様)の様々なデータを基に、マーケティング活動を行うデータドリブンは、まだまだこれからだといわれています。データドリブンマーケティングとは、個人の価値観は多様化しているため一元的なアプローチをするのではなく、ビッグデータを元に消費者のニーズをきめ細かくとらえて,
具体的なマーケティング施策に落とし込んでいこうというものです。
食の世界では、例えばクックパッドが検索結果を分析しています。クックパッドの検索において消費者がどのワードとどのワードを連動させているのか、地域で違うのかなどいろいろなデータが収集されているようですから消費者の行動データを分析してマーケティングに活用できます。
つまり、データドリブンマーケティング(あるいはデータドリブン経営)といえますね。
花き業界ではどうでしょうか。購買に至るまでを食のように何らかデータを収集、分析できるのか疑問があります。今のところはもう少し大枠でラフにとらえているのではないでしょうか。催事である桃の節句、母の日、毎月のことであれば1日、15日のサカキ、年度末の送別需要など、イベントに伴う購買を分析しているのが一般的です。
どちらかと言えばデータドリブンではなく、どんぶりなのですが、このところのコロナ禍による販売チャネルの変化は花業界をデータ化しつつあると思います。
ECサイトでの販売が伸びていると聞きますから、購買に至るまでのデータの蓄積が進みます。また、スーパーマーケットでの花の販売もまた伸びています。ここでも他の商品購入との関係性や何やらが分析されるようになるのではないかと思います。
大変な事態が続いている一方で、今後に役立つデータもまた蓄積されて始めた2020年なのではないかと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。