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新型コロナウィルス感染拡大(通称「コロスケのばかやろう」)を花き業界の内側から見ると日本という国にいる幸せに気づく

2020.03.20

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

新型コロナウィルス感染拡大(通称「コロスケのばかやろう」)によって、大きな需要期を迎えた花業界も大きな痛手を負っています。しかし冷静に分析してみると、不本意にも大きく売り上げを落とすことになってしまった分野と比較的影響が少ない(もしくは若干にしてもプラスの影響を受けた)分野とがあるようです。引き続き分析してまいりたいと思っております。

 

そういえば、ポルトガル在住の女性にたまたまお話を聞く機会があり、コロスケのばかやろうについて影響を聞いてみましたら以下。

「スーパーに何もなくなってますねー。スペイン国境を締めたらしく、食品が入らないみたいで、みんなパニクッています。あーあ。。

行動制限もイタリアみたいにかかるっていう噂も出ていて、まー落ち着くしかないですね。

 

家にある(たってそんなにないんだけど)米を大切に食べて、あとは最後に残っているちょっとの野菜(キュウリとかしかないけど)だとか、手に入った冷凍魚をちびちび食べつつしのぐしかないな・・・

今日は、卵とキャベツと玉ねぎを見つけて、めちゃくちゃ並んで買いました。もしうつるなら、スーパーに並んでいる間にうつるっちゅーの!!」

 

とかなり怒心頭のご様子でした。

ポルトガルでは感染者数448名(人口約1,000万人)、治癒数3名、死亡者数1名(3月17日、在ポルトガル日本大使館)との公式発表。そしてこのパニック。ちなみに、東京都の人口約1,000万人、コロナ陽性累計107名(うち退院30名、3月17日東京都)とみると、確かにポルトガルは東京都内の感染者数の4倍ですから、多いですね。

 

一方、アメリカでは、不安なマインドが高まって銃弾がいつもの2倍売れているそうです。

あら?コロナウィルスの類って銃弾でやっつけられるのでしたっけ??

 

なんちゃって、治安悪化に備えてのことですね。

オソロシー((((((´Д`))))))!!

 

こんな話を聞くと日本はまだいい国だなと思います。おまけに行政が花の消費のために一生懸命動画も作ってPRしてくれているのですから。

その動画を見て、なんと友人が「花を買った」とfacebookに投稿していました。ベルフラワーとノースポールを買って寄せ植え、カーネーションやスターチス、バラ、フリージアの花束を部屋に飾ってくれていました。花業界ではなくIT業界で活躍する女性です。

どの動画を見たのか聞いていると、農水の郷古さんがバラのダーツを打っている動画と九州農政局の素敵なお二人がプロモーションしている動画と両方見たと。見てくれた友人も、動画をアップしてくださった方もありがたや、ありがたや~。

 

他の国では生活物資の確保もままならず、銃弾が売れるような時に花を買いましょうと呼びかけ、実際にその呼びかけに応じて花を買ってくれる人がいるのですから、素晴らしいことと思います。多くの国で緊急事態宣言が出されている中、日本でこの仕事に関わっていられるのは幸せなことだなぁと。

この国にいる幸せを享受して、生活者のために一生懸命働こうと思いました。思ったところまでですが^^;

 

この度、日本最大級の花き専門輸入商社の株式会社クラシック西尾会長にご指導いただきました。

「こういう天地鳴動の大変化が起きているときは、大きなビジネスチャンスが目の前に出現し始めているのです。

太古の巨大恐竜は自然の大変化に適応できなかったために、滅亡しました。適応した生物のみが、生き延びていったのです。

企業も同じです。この大変化に、適応する企業が生き延び、進化するのです。それが正しく企業戦略に集約されます。」

 

冒頭で「大きく売り上げを落とすことになってしまった分野と比較的影響が少ない分野とがあります」と申し上げましたが、生花販売に携わる方でも一部の方はこの機会にむしろ売り上げを伸ばしていらっしゃるところもあるようです。

花研も、この大きな経済低迷の波にのまれず、なんとか生き残っていけるよう精進したいと思います。

 

それではみなさま、ご自愛の上、良い週末をお過ごしくださいませ。

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