花研コーヒーブレイク
白いスプレーマムと草花とシダ類の厳かで静寂を感じるフューネラルの展示
2020.03.25
こんにちは。ボンソワール桐生です。
「タイトルがすべてを表す」ような感じになってしまいましたが、つまりそういうことです。
過日、大田市場花き部中央通路で精興園さまと愛知みなみ農協渥美スプレーマム出荷連合さまによるスプレーマムのPR展示がでありました。葬儀の装飾を想定した提案です。色はホワイトとグリーンを基調としたもの。イメージは森林の木漏れ日の差すようなところ。
花材は草花類、シダ類です。
季節で材料は変わるのでしょうが、透け感のあるアイテムが多いですね。シダ類もタマシダのように葉が蜜についているものもありますが、葉に隙間の多いシダも使われます。
枝ものもそうですね。
トレンド花材に共通した雰囲気を説明するときに、「透け感」というワードをよく使うのですが、太陽にかざしたら木漏れ日が差すような、「木漏れ日感」とでもいうのでしょうか、こんな感じでも伝わるような気がします。
印象派の絵画では光が差す様子を超人的な技法で表現していますが、同じような意識を感じます。撮影したときの光の差し方が装飾技術にも影響するのでしょうか。とても参考になる展示でした。
それではみなさまごきげんよう。