OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

生花を活用して社会貢献する素晴らしいビジネスの創出

2020.01.14

こんにちは。ボンジュール内藤です。

昨晩、たまたまテレビ東京のWBSにチャンネルを合わせましたら、花ネタの特集をやっていました。

原宿のおしゃれなカフェ「ローランズ」は、インスタ映えするカワイイ商品を提供。

↓WBSの放送シーン

IMG_2644 IMG_2645

 

エディブルフラワーも多用されていますが、そのカフェのすぐ横に生花店が併設されています。

ここまでは、最近であれば珍しくない話かもしれません。しかし、実はこのカフェと生花店を運営している株式会社ローランズ本社:渋谷区)の従業員のうち75%は障碍や病気を持つ人なのだそうです。この事業を立ち上げたのは現在30歳の福寿満希(ふくじゅ・みずき)さん。すごくいいお名前!

特別支援教育の免許を持っていらっしゃる方だそうで、、若くして独立して事業を立ち上げ優秀な方ですね。

事業概要はコチラの事業説明にある通りで、大きな生花店並みの幅広い事業を展開されています。

 

この企業のグループ会社である一般社団法人ローランズプラスが、「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)」を設立。

国家戦略特区におけるLLPを活用した障碍者雇用の特例を全国で初めて行政が特例を活用することになったということです。

IMG_2657

東京都がバックアップすることによって、このLLPに業務を発注し契約することによって、雇用促進とみなされる(ということでしょうか)のだそうです。(この理解合っているでしょうか)

アタクシもよく自転車で通りがかる天王洲アイル周辺の企業が、緑化とグリーンのメンテナンス業務をLLPに業務委託を検討していると、早速紹介されました。

 

発注した企業側にもメリットがあるのだとか。障害者雇用促進法により、民間企業の法定雇用率は2.2%と定められています。未達成の場合の場合、常用労働者100人超の企業から納付金が徴収されことになっています。番組では障碍者雇用は環境整備やカウンセラーとの契約、その他を含む多くのコストがかかることから、中小企業にはとりわけ負担が大きく納付金の方がコストが低く済むという理由から、納付金を払う選択をする企業も少なくないと説明。

企業側もLLPも東京都も、また障害や病気を持つご本人たちも、はたまたそのご家族もみなが「三方よし」どころか「四方よし」ともいえる素晴らしい社会モデルと感じました。福寿さんのような有能な方が生花ビジネスに参入して社会に貢献されるのは、素晴らしいことですね。原宿のカフェと生花店にもぜひ伺ってみたいと思います。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

国内最大の花き専門輸入商社クラシックのアミット・クマールさまの手帳活用取材記事はこちら。

大人気『フラワービジネス手帳2020』のお求めはこちら。

forBlogs

pagetop