花研コーヒーブレイク
パントン発 カラー・オブ・ザ・イヤー2020
2019.12.09
こんにちは。ボンジュール内藤です。
昨日12月8日は大田市場花き部では松市が開催されました。
今年の作柄は、秋口の高温や長雨、台風15,19号の影響により、一部葉の擦れや蒸れあるとのこと。
松の入荷量については全体的に減少傾向です。高齢化や労働力の確保の難しさが背景にあるようです。
さて、フラワーオブザイヤーOTAも発表し、松市も終わったとなればいよいよ年の瀬です。ノーベル賞授賞式や今年の漢字の発表も今週控えていますが、そんな折、パントンからカラー・オブ・ザ・イヤー2020が発表されました。
2020年は何色と思われますか?
クラシックブルーでした。
パントンによると、クラシックブルーと呼ばれるこの青は時代を超越した永続的なブルーの色合いで、シンプルな中にエレガントさを感じさせる色。心に安らぎを与え、人間の精神に安らぎと静けさの感覚をもたらし、集中力を高める色なのだそう。
ぽってりとした温かみのある安らぎの青ですね。深みを感じる神秘的な印象もあります。ほかのさまざまな色と合わせやすく、汎用性の高い色のように思います。
ちなみに日本流行色協会発表の2020年の色はビビッドな「赤」。
日の丸カラーとも言えるでしょうか。オリンピックも開催されますし、日本を象徴するような色、また国内のマインドの高揚感を示しているのかもしれません。
発表した日本流行色協会によると「デジタル化が進む中、人間らしさに注目し、豊かな感情や身体の躍動感を象徴する色として選定しました」と。
デジタル化が加速する今、人間らしい交流が求めらる時代に人の豊かな感情を表すかのような赤。この先どういう世界を創っていくべきかを考え、未来を創る一歩を踏み出す時の循環する血の色、未来へ進む命の色の赤。2020年は東京オリンピックが開催にちなみ、選手のパワーと応援者の熱気が混じり合った大きなエネルギーと高揚感の赤・・・なのだそうです。
米国発のパントンや安らぎの青、日本発は活力の赤といったところでしょうか。
ちなみに、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)さま発のファッショントレンド通信はこちら。
それではみなさま、ごきげんよう。
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