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アメリカのクリスマスツリーはなぜ値上がりしているのか?

2019.11.27

こんばんは。ボンソワール桐生です。

 

どちょっと気になって米国のクリスマスツリーを調べたところ、全米クリスマスツリー協会なる団体がありました。

 

 

サイト内にデータと早見表から、アメリカでは年間2,500万本から3,000万本のクリスマスツリーが消費されることがわかります。生産農場での生産(山採りではなく)で、総栽培本数は3.5億本とか。

つまり、ここから推計すると、3.5億本あって、その内1年に3,000万本しゅっかするわけですから、およそ10年サイクルで出荷すると計算しているのでしょうね。

 

別のデータも示してあります。

出荷用の平均サイズは6-7フィート(1.8m-2.0m)だとか。成長には平均7年かかるとか。

このデータからすると、1年で1フィートぐらいの感覚です。結構伸びますね。まあ7-10年で2mというところでしょうか。

価格情報もありますが、まあ置いておきましょう。値上がり傾向ということは確かなようです。

 

 

トップページにはトランプ婦人のメラニアさんの写真も掲載されています。「ホワイトハウスにお届けしました~!」という報告記事です。わざわざねぇ。

めくっていくとオバマさんに届けた記事もあります。また、山の木を採っているわけではなく、つまり環境破壊をしているわけではなく、生産したモノを出荷していると明言。業界団体としてのプロモーションがしっかりしていますね。

 

 

ところで、ここで何をいいたいかというと、北米のミレニアル世代(ミレニアル世代とは、2000年代に20になる世代、1981-1996生まれという説も)がナチュラル嗜好のため、ツリーも人工からナチュラルに嗜好が移り、それが取引価格の上昇につながっている、という記事がこのツリー協会のHPにあります。

 

うーん・・・世界中でナチュラル嗜好がトレンドだ。しかし、日本はミレニアル世代が少ない。つまり消費額が少ないので経済インパクトが低い。

一方、北米のように一定の人数がいて購買力、及び全人口に対する影響力があればトレンドが浸透しやすい。(北米は、日本のような人口ピラミッドではない⇒ごらんください。こういう形)

 

ということは、日本でどれだけナチュラルが流行っても、社会を変えるに至らないのでしょうか・・・いえ、というよりもむしろ恐らく上の世代に浸透する時間が遅いということではないか。どうかなあ、この説。いやむしろ、人口層が突出している団塊ジュニアがナチュラル嗜好に走っているかなぁ・・・。影響力のある世代に購買力があるということも必要なんだな。

 

 

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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