OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ホンモノLOVE!自然「を」まとうブーム

2019.10.10

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

自然会が生み出した造形美や動植物をそのまま身に付けて楽しむムーブメントが盛り上がってきているように思います。

たまたま新聞記事(9月23日日経MJ)に掲載されましたので、本日のトピックに取り上げましたが、このムーブメントは数年前から発生しているように感じています。

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右の写真は、近くで見ても本物に見え、虫食いの様子まで本物そっくりに作った葉っぱの小物や、ヤマカカシが指に巻きつく様子を再現したようなアクセサリー。

 

こちらは、最近あちこちの店頭で見かけるアクセサリーの一例。

ドライフラワーやプリザーブドなど、元を辿れば生花からできたブローチやピアス。

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この商品に関しては生花店の店頭でロスになった枝先をドライにしてアクセサリーに加工したモノで、商品上は「ロスフラワー」と呼んでいるようです。

実際のドライフルーツから作ったピアスやスマホカバーもよく見かけます。

そういう私も、プリザーブドフラワーから作ったピアスを身に付けたりしています。

 

第一園芸様の生花小売ブランド「ビアンカ・バーネット」で販売しているアクセサリーなどはその最たる例と言えるでしょう。

<ご参考>

 

自然を身にまとうムーブメントはここ2年くらいとして、自然志向そのものは5-6年前に端を発しているように感じます。その頃からウッド素材のものがよく使われるようになったのです。市場でも木端や樹皮などの素材がよく仲卸さん店頭に置かれるようになり、鉢カバーでも花瓶でもなんでもメタリックなものがすっかり息を潜めてナチュラルテイストに移行していったのです。ナチュラルテイストはブーケデザインにおいてもよく反映されていると思います。

体験型ニーズが高まる今、ナチュラルテイストを見ているだけでなく、実際に身に付けるというニーズがその延長線上にあり盛り上がってきたのではないでしょうか。都市化、デジタル化のベクトルと真逆を行くように、自然志向、ナチュラル思考、リアルなものなどが嗜好される傾向にあるのかもしれません。

その嗜好を的確に捉え、商品を現実のものにできる技術やデザイン性もすごいと思います。

 

まあ、ホンモノだったり、ホンモノと見紛うばかりよくできたレプリカだったりしますが、限りなく自然に近い姿のモノを身に付けたいというニーズを見逃す手はありません。浴衣シーズンやパーティシーズンに生花を使ったヘッドドレスの提案や仮装シーズンのかぶり物の提案など、イベントの時に大きすぎない1-2輪の生花を胸や髪に付ける提案、自然を身に付けながら人と違う「自分」をコーディネートするお手伝いを生花が可能にするかもしれません。

それではみなさま、ごきげんよう。

 

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