花研コーヒーブレイク
室内に観葉植物や鉢植えがありますか?
2019.09.17
こんにちは。ボンジュール内藤です。
過日の小欄でも言及しましたが、9月6日のフラワーサミットパネルディスカッションでご登壇いただいた博報堂生活総研の夏山氏に、ある日、●●銀座という商店街のスーパーマーケットオオゼキという、かなりローカルなポイントの、さらにピンポイントのレジで偶然にもお会いしてしまいました。フラワーサミットがきっかけで良いご縁ができ、以来すっかりお世話になってしまっております。
さて、そんなことがあり、最近博報堂生活総研様のウェブサイトをよく拝見しております。その中の生活定点に関する調査項目があります。さらにその中に室内に観葉植物や鉢植えがあるかどうかを聞いている項目があります。
これによると「室内に観葉植物や鉢植えがある」と答えた人の割合は29.7%(2018年)。男女差については女性の方が約15ポイント高く、また今回の地域差はほとんどありません。年代別に見ると、50代が38.3%で全体より約9ポイント高く、逆に20代は、全体より約12ポイント低い17.6%となりました。
この調査結果、及び1992年から調査結果に基づく推移をみると、全体平均で減少傾向にあることがわかります。
一方で、ストレス社会と言われる現代において、健康に不安のある人やストレスを感じている人は増えています。
花や緑がもたらす生体への効果はあちこちで実証されているにもかかわらず、屋内グリーンが減少傾向にあるのは花業界からの提案がまだまだ足りていないのか、部屋に置けないなどの居住環境の問題なのか、はたまた虫が出るとか水遣りができないなどの管理上の問題なのか。
また、自宅の緑化とともに、実際ストレスを受けるのは滞在時間が長いのは会社や学校ですから、そのような公共の場の緑化も同時に拡大して行く必要がありますね。
実は、業界としてやるべき優先順位は比較的高いところにあるのかもしれないと考えさせれらるデータでした。
博報堂生活総研の「室内に観葉植物や鉢植えがありますか」調査はこちら
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それではみなさま、ごきげんよう。