花研コーヒーブレイク
ダズンローズデー
2011.12.12
12月12日はダズンローズデーです。
ブライダルファッションの第一人者である桂由美さんと内田和子さんが提唱されました。
1ダース(a dozen)=12本のバラを恋人に贈る日。さすが、良い日を提唱してくださいました。
でもなぜ12なのか・・・。
なぜ欧米では12を一つの単位としてダースと言ったのか、不思議に思ったことはありませんか?
この疑問に考花学者の川崎景介先生が大田花きの本年のバラ会(8月27日)で答えてくださいました。
欧米では12はパーフェクトナンバーとされるのだそうです。
それが証拠に、気付けば1年は12か月、1日は12時間×2周、1分は60秒(12秒×5サイクル)、キリスト教の使途も12人、東洋の文化ですがなぜか干支も12支、探せばもっとあるかもしれません。(あ、来年は12年だ!)
そして後で気づいたのですが、英語のカウントも10ではなく12までが1周となっているのです。
ティーンエイジャーは13歳から始まりますね。
1から数えて-teenとつくのは13からです。thirteen, fourteen, fifteen…
12までは…nine, ten, eleven, twelveと-teenとは関係ありません。13から2週目なのでしょう。
それは10が区切りだったのではなく、12までが一つのサイクルだったからではないでしょうか。
ですから、ひとつ欠けたの11やひとつ余ったの13という数字は縁起が悪いと忌避されるのです。
欧米には「和」という概念があったかどうかはわかりませんが、日本人の感覚でいうところの「和」にあたる数字が12だったのかもしれません。
パーフェクトナンバーが重なる12月12日はとても縁起の良い日でダズンローズデー。
花研では今日の花を「芳香バラ」としています。