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中国でもサブスク人気

2019.09.03

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

本日9月3日の日経新聞『中国、「モノ」にもサブスク』と題して大きい記事が掲載されていました。

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サブスクは日本国内ばかりでなく、米国や中国でも広がり各国で独自の進化を遂げているようです。

とりわけ中国では、世界最大の通販サイトで培われた全土をまたがる物流網に加え、AI技術、無人化技術などが追い風となり、成功モデルが増えてきたとのこと。

 

例えば女性向けの洋服借り放題のサブスクも人気サービスの一つ。驚くべきは出荷はほぼ無人でこなすということ。商品には電子タグが取り付けられ、ベルトコンベヤーで無人の倉庫を動き回るのだとか。これまで「世界の工場」として培われた無人の技術があるからこそ。提案もAIを使い、いかに利用者が気に入った服を時間をかけずに見つけられるか、あるいは個人の好みの複を提案する機能をいかに加えるかなど、巧みなシステムを備えています。

 

中国の産業各社ではいかに自社サービスをサブスクに結びつけているが問われると結んでいます。中でも急成長のサブスクサービスとして5つ記事内で紹介されています。

女性向け衣類(月額約7,500円)、化粧品の宅配(月額約730円~)、ペット用品・餌の宅配、シェア自転車、そして生花の宅配。月額約1,500円で月4回の宅配。「花点時間」という企業です。どのような花が届くかわかりませんが、やはり花はサブスクサービスと相性がいいことが窺えます。

 

翻って、日本におけるサブスクマーケットは、2018年度5,627億円との試算、それが2023年度8,623億円と1.5倍に膨らむと矢野経済研究所。やはり成長マーケットであることには違いないようです。

相性が良さそうな生花販売においては、ぜひ“まあ試しにちょっとやってみるか”ということが重要なのではないでしょうか。やってみてうまくいかなそうであればやめればいいでしょう。中国や米国の成功モデルの裏にはたくさんの失敗事例があると想像します。

サブスクだからといってAIや特別なデジタルの仕組みを必ずしも使う必要はなく、従来通りのアナログスタイルでもいいと思うのです。イニシャルコストも何かほかに事業を始めるよりははるかにリーズナブルなのではないでしょうか。

 

この提案の時には生活者に主体性を持たせるために「選ぶ」「選べる」などのキーワードが必要と考えます。お店が選んだものを受け取るだけでは、結局はモノ消費あるいはコト消費から抜け出せず、継続性がなくなってしまうように思います。

とはいえお店側としては、採算が取れる事業にするためには難しいことも多々あると思うのですが、ある一定の範囲からでも、あるいは何回かに1回でも「お客様が選べる」という価値を楽しんでいただくということがポイントなのではないかと思いました。

 

花き産業も少しでもこのトレンドにのって、生活者に楽しみを提供するとともに、会社の売上アップを遂げるお店が増えることを願うばかりです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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