花研コーヒーブレイク
池袋重要文化財の明日館でコロンビアのアジサイを使った作品展示会開催!と営業休日のお知らせ
2019.07.18
こんにちは。ボンジュール内藤です。
先週末は、池袋の明日館(みょうにちかん)で開催されたあるお客様のスクール生の作品展示会に出かけて参りました。明日館とはフランク・ロイド・ライト氏が設計を手掛けた建築物で、重要文化財にも指定されています。
毎年小欄でその展示会の様子を簡単にご紹介させていただいていますが、今年のテーマ”Colorful!”。コロンビア産のカラフルに染められたアジサイを使って作品を作ろうというコンセプトで開催されました。これにはもちろん生徒さんの技術の練磨に加え、意欲向上の機会としています。仕入は大田市場内の仲卸さんから。
こちらは作品ではありませんが、会場装飾の様子。このようにカラフルに染められたアジサイを使うのです。
会場では、これらのアジサイを輸入される切り花輸入商社クラシックさまの協力により、コロンビアの圃場の様子を動画で紹介。標高2,500メートルの傾斜地で遮光をしながら染め用の白いアジサイを栽培しています。標高2,500メートルって結構高い・・・昼は20度くらい、夜温は10度くらいだそうです。出荷前の水揚げは24時間。さすがに染めの手法についてはコロンビアの企業秘密だそうです。
こちらが実際に染めのアジサイを使った作品の数々。使用されているアジサイは全て染められたものです。
作品を拝見しているといくつかは草花を多用していました。「これは草花を多く使われた作品ですね」というと、それらは大学生や20代の若い世代の作品でした。今の若い世代の美意識が伝わってきますね。
染めのアジサイはビビッドカラーのものからニュアンスカラーのものまで。これらを組み合わせるのは難しいようにも思えましたが、そこはさすが花を学ばれている生徒さんたち。意外な色の取り合わせ上手に作品を作っていらっしゃいました。
受付で「このような白いアジサイを染めたものを花材として作品を作っている」と紹介。
このアジサイは大田市場で購入可能です。
色バリエーションは50以上とか!?ご注文にて対応可能とのことでした。染めたアジサイでも尚、水揚げをしてガクが開いてくると色ニュアンスの変化が楽しめるようで、これもまたアジサイの魅力の一つですね。
・・・ ・・・ ・・・ 【重要】8月営業休日のお知らせ ・・・ ・・・ ・・・
8月15・16日(木・金)は大田市場花き部休市に伴い、弊社大田花き花の生活研究所も営業休日とさせていただきたく存じます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
それではみなさま、ごきげんよう。