花研コーヒーブレイク
花のトレンドは本当に7年で推移していくのかを帰納法で考えてみる?
2019.06.27
こんにちは。ボンジュール内藤です。
先週、JFMAセミナーで脳が7年で飽きて、変化していく社会現象にシンクロするように花のデザイントレンドも変化していくことをご紹介させていただきました。
本日、たまたまJFMA事務局の野口さんとご一緒させていただいたのですが、野口さん曰く、
「私がオランダで研修していた花屋さんは7年ごとにロゴマークのデザインをガラッと変えるんですよ。なんでって聞いたら、”飽きるから”って。話を聞いて本当にそうしているところってあるんだな~って、結びついたのよ」
と。
その上、野口さんがそのときご自身で作成したレポートの一部をご提供くださいました。レポートによると、「ショップオーナーは7年ごとにロゴマークとショップ内のデザインを全く異なる雰囲気に変える。その理由は、お客様はいつも新しいものを探しているため、長い間同じものにしていると飽きてしまうからとショップオーナーは考えている」(太字)とあります。
Generally, every shops have own name and logo as Rozemarijn does. In Rozemarijn, the owner changes a logo and shop interior in every seven years as completely different with the previous atmosphere. He thinks that customers would be bored if they saw the same logo and interior for long time, because they are always looking for something new. These are previous and current logos as follows;
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このように全く異なるデザインに変えるそうです。
セミナーの際に、生活者マインドに合わせてカンパニーロゴを変更した日本国内の企業はいくつかご紹介いたしましたが、7年ごとにロゴマークを変える企業を国内では知りません(少なくとも現時点では)。
オランダという花大国では放っておいても花が売れるから(私のイメージ)、カンパニーロゴを変える必要などあるのかと思いましたが、その分小売り競争が激しいということなのかもしれません。
むかーしむかし、ある教科書に「帰納と演繹」というタイトルが書いてありましたが(中身は読んでいない)、オランダの生花店に見るようなあらゆる社会の現象を結び付け、例えば「花のトレンドも7年で変化していく」という結論を導く方法が帰納法に近いでしょうか。
今後も社会をウォッチしたり、色々な方にお話を伺いながら、花のトレンド推移を分析していきたいと思います。
みなさま引き続きご教示くださいますようお願い申し上げます。
いよいよ関東にも台風上陸の気配。
外は風が強くなり、雨が降ってまいりました。今日は朝・昼用の日傘と夜用の雨傘と2本持参しましたが、2本とも役に立ちそうです・・・あ、いえ、朝から風が強すぎて、2本とも役に立たなそうです。
みなさまも台風上陸にご用心ください。ごきげんよう。