花研コーヒーブレイク
ここほれわんわん活用塾 第4弾!
2019.05.29
こんばんは。ボンソワール桐生のふりをしてブログを書いているボンジュール内藤です。
あー、ネタバレ。※ネタ元はボンソワールです。
ここ数日真夏日のような気温となりましたが、今日は一転して雨。沖縄では梅雨入りしましたから、本州でもぼちぼち梅雨が始まるでしょう。そんな折、花き商材では涼しげな青い花や季節のアジサイの入荷が増えて参りました。
そこで、アジサイの流通を例にとり、ここほれわんわん活用塾開催第4弾です。
アジサイといえば日本のものというイメージがありますが、切花であれば輸入品もあります。国産と輸入の流通実態はどうなっているのか、みてみたいと思います。
利用するメニューは 「国産輸入比較」です。2018年1月から12月、切鉢は「切」から大分類は「枝物類」を選択しました。尚、分類がわからない場合には「全て」を選択しても問題ありません。
すると、品目ごとに国産と輸入別に集計データが画面に表示されます。ここでは、「名称」の項目が赤字になっていますが、これは集計結果を品目名五十音順に並べ直したためです。通常は品目ごとに数量の多い順に並びますが、品目コード順(番号が若い順)、本数順、品目内シェア順、単価順など、それぞれに並び替えることができますので、表示件数が多くて見つけにくい時などは、並び替え機能を活用されることをお勧めします。
更に、名称「アジサイ」をクリックすると出荷元の国別にランキングされた結果が表示されます。
数量(本数)でいけば、出荷国は日本(つまり国産)が最も多く66.7%のシェアということが赤ります。つまり7割くらいは国産。切花全体に対する輸入品のシェアはだいたい数量ベースでおよそ2割ですから、やや輸入品が多いアイテムですね。
月別でみてみましょう。黄色い「月別実績へ」ボタンをクリックしてみましょう。
このように、月別、国別の実態が一目でわかります。国内生産&出荷ならどこにチャンスがあるのか検討材料になりますし、あるいは●月に仕入れるとしたら輸入品になるか、国産かなどはおよその見当がつくでしょう。
これらのデータはCSVファイルでダウンロードで決まるのでグラフ化も容易、分析するのに重宝します。
輸入品はコロンビア産を中心に安定して入荷、国産供給時期に関わらず、市場ニーズに合わせて周年入荷していることがわかります。これらは業務需要(婚礼や婚礼のフェア、法人の装飾など)であり、10、11月の婚礼の時期とフェアのある2、3月なども需要が大きくなるということです。
上記のグラフに単価のデータを織り交ぜて、買参人さんなら仕入れの参考に、生産者さんなら国内での冬場生産のコスト分析との対比にも使うことができるでしょう。
旬のアジサイについてでした。
ぜひここほれわんわんをご活用くださいませ。
それではみなさま、ごきげんよう。