花研コーヒーブレイク
体験型消費をふるさと納税で
2019.05.24
こんばんは。ボンソワール桐生です。
5月22日付の日本農業新聞に記事がありました。「体験型消費をふるさと納税で提供」というもの。
確かに言われてみればあって然るべき商品。なぜいままでなかったのかと思うほど(少しはあったかもしれないが)。記事には農業体験を提供する返礼もあると書いてある。
まさに昨今の流行にピタリとはまった提案だ。
花き業界で考えると、バラ農家こそこの波にのるべきだろう。バラは周年生産できる、香りがある品種、施設栽培だから屋根があり、雨天でも大丈夫。条件が揃っている。
地方のバラ農家で香りのあるバラを収穫する。素敵な体験ではないだろうか。
バラ農家の皆さんに期待したいと思う。
こんにちは。
1回のブログの文字数は、上記くらいで終わりにするのが最も読みやすくちょうどいいのかもしれませんが、まあちょっと割り込んでもいい短さかなと思い、あえて登場する必要はないとわかりつつ、ついつい口を挟まずにはいられなくなったボンジュール内藤です。
総務省からいろいろと注意喚起があり各自治体が考え抜いて提案されたものだと思いますが、ふるさと納税で体験型返礼品の提案、大変すばらしいと共感してしまいました。というのも、納税者がその地域に行けば、納税額以外にもいろいろとその地域でお金を使うでしょうから、地域全体の活性に繋がります。地域振興こそまさにふるさと納税制度が意図するところなのではないでしょうか。
今朝のニュースで、沖縄のサッカーチームがネスレと共同で地元にコーヒー農園を作ると報道していました。コーヒー豆の収穫体験とサッカーの観戦とをミックスした観光ツアーが企画できますし、あるいはサッカー選手と行う農業体験のようなことも実現可能かもしれません。つまり地域の観光ツアーと組み合わせた体験型になれば農業との相性も良く、可能性は広がります。それだけ生活者が花に触れる機会も増えることでしょう。輸送コストがかかるご時世、ふるさと納税も農業体験と組み合わせた観光ツアー型として、むしろ納税者が地域を訪れ名産品を楽しむことの方が大きな意味のあることではないでしょうか。取り寄せて自宅で名産品をいただくことも、確かに贅沢で素敵なひとときではありますが、一度きりのかけがえのないその空間と時間を楽しむというのは、この上なく幸せで楽しいことだと思います。
モノからコトへ消費は変わったと言われて久しくなりますが、今は「時(トキ)消費」に変化していると分析する人もいます。フェスやイベントなど、誰かと一緒に楽しく貴重な時間を過ごすことがこれに当たり、「非再現性」「参加性」「貢献性」が特徴だそうです。この体験型のふるさと納税は、まさにこのトキ消費に象徴される提案型商品なのではないでしょうか。
「あってもおかしくなかったのに、なぜ今までなかったのか。なぜ気付かなかったのか」とショチョさまは申しておりましたが、これからは、このような体験型・トキ消費提案はコロンブスの卵のようなものでしょうか。今後各自治体に拡散するといいですね。
それではみなさま、ごきげんよう。良い週末をお過ごしくださいませ。