花研コーヒーブレイク
母の日のポットカーネーション
2019.05.22
こんにちは。ボンジュール内藤です。
みなさま、昨日のテレビ番組「マツコの知らない世界」をご覧になりましたか?テーマはフライパンとアジサイの2本立てでした。
「女性にとってフライパンは恋愛と同じくらい悩むもの」ということでしたが、確かに必需品ですから、生活の中でフライパン選びはちょっとしたテーマになっていますね。フライパンの時は、マツコちゃんのストレートな意見が炸裂し、少々辛辣なコメントや空気が凍りつくシーンもありましたが、それもまたこの番組の醍醐味。
アジサイの時は何を言われるかと思いましたが、アジサイのテーマではまあなんとご機嫌なキャラに大変身!
ご案内役の川原田さんのキャラクターもあるのでしょうが、とても面白いトークになっていました。マツコちゃんの鋭い観察力から、危うく「マツコの知らない”玄米”の話」になりそうでしたが、アジサイのご紹介をしていただけてよかったです。「オシャレ花屋」が社会悪になるというストーリーも面白くて、思わず吹き出してしまいました。番組の内の限られた時間枠でアジサイの多くの魅力を語るのは難しいと思いますが、それでも尚大変楽しませていただきました。
番組が終わってすぐ、たまたまその番組を見ていた友人から「アジサイが欲しくなった」と連絡がきたくらいです。
最後に紹介された「香りのアジサイ」なんて勉強不足で存じませんでした。さすがのアジサイ博士ならではのコレクションかと存じます。
見逃した方は、是非こちらの動画(TVer)でご覧になってみてください。1週間ほど配信されます。
さて、そんなアジサイと比較して母の日のカーネーションについて、先日小欄にて言及させていただきました。ポットカーネーションが売り場によっては売りにくくなっていると。するとタイムリーにも、今週は中央通路で種苗会社のデュメンオレンジさまがポットカーネーションの展示されているではありませんか。
母の日が終わった次の週に展示するって遅いのでは?と思われた方、もちろんこの展示は来年に向けての品種紹介です。
その中には、従来のカーネーションとはちょっと雰囲気の異なる、現在のトレンドの要素を反映した品種がございました。このような小輪で、花弁が少ないタイプ。ナデシコに近い雰囲気を持つカーネーションです。このようなタイプは以前からあったかもしれませんが、母の日用にお目にかかることはレアケース。今年の母の日のラウンド中、お見かけしたのは1店だけでした。しかも3.5寸くらいのポットでカランコエとのセット販売で。
しかし、実はポットカーネーションでも生活者ニーズを汲み取るべく、次々と新しい品種を輩出されているのですね。もう少し他の品種も拝見して見たくなりました。定番のカーネーションは一定数必要ですが、とりわけ都心の生活者はこのような新しい商品の提案にも敏感に反応されるのではないでしょうか。このようなタイプであれば、母の日以降も引き続き販売できます。
そのほかに、アルストロメリアやハイブリッドスターチスの展示がされています。いずれも少し前とはことなる最新トレンドが反映された品種群で、拝見していて大変興味深いです。
横浜植木さま・福花園種苗さま・タキイ種苗さまのアルストロメリア‘フロリンカ’シリーズの展示↓
小輪で軽快。拝見していて小気味いいですね。
TSメリクロンさまのスターチス展示↓
大田市場にお越しのついでがございましたら、ぜひ2階でご覧になってみてくださいませ。
それではみなさま、ごきげんよう。