花研コーヒーブレイク
ここほれわんわん活用塾!第2弾・・・くらい
2019.05.09
こんにちは。ボンジュール内藤です。
今日は久々に「ここほれわんわん活用塾」第2弾(正確には忘れましたが、そんな感じ)をご紹介しようと思います。
5月はシャクヤクが旬です。今回はシャクヤクを例に、わんわんを使ってデータ検索を紹介したいと思います。
まずは基本的なメニューから。
1. メニュー品目別実績から
トップページの「品目別実績」から、対象期間を2018年1月から12月、切鉢は「切」を指定し、検索してみます。
すると、全ての切花が品目別、本数順に表示されます。シャクヤクは49番め(3ページめ)に表示されています。
これを見ると、シャクヤクは年間170万本の取引、平均単価70円であることがわかります。
品目コードや品目名の五十音順ばかりでなく、本数、金額、単価でも並べ替えができますので、それぞれの切り口からシャクヤクが切花取引全体の中でどの辺りに位置しているのかを確認することができます。
ちなみに、単価はラン類、LAユリ、カスミソウ、ストック、葉菖蒲などと同じくらいで取引されていることがわかります。
一方、さらに深くシャクヤクだけ探りたいという方もいらっしゃると思います。そのような方には、大田花き市況メニュー内の【品目・品種 月別販売種別】 がお勧めです。細かく表示される分、プログラムが重いのですが試してみてください。
例えば、同じように2018年1月から12月、「切」で指定します。でまず品目別にデータをとります。
シャクヤクをクリックしていただくと・・・
月別に縦にデータが出てきます。
ご覧いただくと、なるほど4月から6月にピークがあることがわかります。4月は相対価格は高いですが、セリとの価格差がありますね。旬の走りは欲しい人とそうでない人とに分かれるようです。
一方、5-6月はセリと相対の差が狭いですね。さらにこのデータを数年分とれば、およその傾向がわかりますので、出荷計画、仕入れ計画にそれぞれ生かすことができるというものです。
更に、表の左上にある「品種月別」(青字)を選択してみてください。今度は品種別が縦、横は月別に展開されます。
CSVダウンロードを選択し、エクセルなどでも分析ができます。ダウンロードすればグラフ化できますから、分析も容易になるでしょう。
試しにエッチドサーモンと麒麟丸の本数と単価でグラフを作りました。
左が本数、右が単価です。
どちらも希少価値のある品種ですが、このように図示すると違いも容易に判断がつきますね。シャクヤク全体の山は5-6月ですが、品種によって(あるいはその年によっても)ピークは異なることがわかります。
いつもご覧になっているコーナーに加えて、こんなページもぜひご覧になってみてください。
それでは、みなさまごきげんよう。