花研コーヒーブレイク
蠟梅(ロウバイ)
2011.11.30
お正月オススメ商材として「ロウバイ」がある。
真冬に咲く庭木の中では、1位、2位を争う芳香花の代表選手。
英名をWinter Sweet(=冬の甘い香り)といい、英語では冬の芳香花の特徴を捉えたそのままの名前といった感じ。
日本語のロウバイは、花びらの透き通るような質感がロウのようなことからロウバイといわれるが、「蠟梅」と書くからといって梅の仲間というわけではない。見た目がウメのようだからと推測される。
冬にお寺を歩いているとふと良い香りがすることがあるが、ロウバイであることが多い。中でもソシンロウバイは香りが強く、日本水仙の香りにも似ている。
同じく冬の黄色い花をつける枝物というとレンギョウがあるが、こちらには香りがないのでご注意を。レンギョウを指して香りがしないからと狼狽することのないよう。
(『花研手帳2012』の内容を基にしています)