花研コーヒーブレイク
「花の流通を読む」
2019.04.16
こんにちは。花研ブロガー2号こと、ボンジュール内藤です(*^-^*)
農文協出版の「最新農業技術 花卉vol.11」が発行されました。(2019年3月25日)
このうち、「花の流通をよむ」の章に、3人の方が寄稿されています。おひとりは国の農業最高研究機関である農研機構の市村先生、もう一人は卸売市場政策研究所の細川先生。そして、このような重鎮先生に挟まれ、弊社代表桐生の寄稿が掲載されました。テーマは「切花の輸送用梱包と容器」。サプライチェーンに最適化された荷姿や流通について9ページにわたり写真付きで説明しております。ぜひご笑覧いただけると幸いです。
また、このvol.11も傑作集で、巻頭は「特集 これからおもしろい枝物栽培」として、人気の枝物特集。
トップバッターは、日本の花き業界を代表する宇田明先生。「神事・仏事用のサカキ、ヒサカキ」について書かれています。サカキやヒサカキについては、なかなかまとめられるものが少なく(もしくはあったかもしれませんが)、既知の情報が内部循環するところがあったように思いますが、宇田先生の記事は大変興味深く、重要なことがたくさん書かれています。私にとっては知らなかったことばかりですが、日本の花き業界に身を置く者としては知っておきたいマスト情報が書かれています。
そして、3番目には「枝もの(サカキほか)複合林産業」として和歌山県の龍神村で枝物を生産され、東京にもご出荷してくださる森林工房大江の大江英樹さんの寄稿。龍神村がある田辺市は、全国でも本榊の生産量は日本一です。
ぬぁんと、大田花きのウンチク探検隊で大江さんを訪問し、大江さんの山にお邪魔したことがあるんです!(その時はコウヤマキをメインに取材)
んまー、その時の自分の記事を見ていると、そのガチャガチャさに恥ずかしくなりますな。(未だに大して改善していないことも驚きですが)
龍神は大変立派な天然の鮎がいたり、自然がとても豊かで美しいところです。この取材後、大江様のご自宅で休ませていただいたのですが、あまりの緊張で正座の足を崩すことができず(いやもちろん、大江家のみなさまはとてもお優しく、決して過度に緊張する必要はなかったのですが、大変立派な方とお見受けするあまり、かしこまってしまったのです)正座し慣れないアタクシは上半身の重みが短時間のうちに一気に下半身に負荷となってのしかかり、それほど長い間正座していたわけでもないのに立てなくなってしまったのです。
膝から下、10本の指先に至るまで無感覚状態に陥り、それでも尚、意志の力で立ち上がろうとするも、足指がきちんと着地できていないことに気付かず、崩れかけたところでお優しい大江さんのお母様がお手を差し伸べてくださったことを、まるで昨日のことのように覚えています。この記事を書いたのが2009年ですからちょうど10年。懐かしくそんなことを思い出しながら、大江さんの記事を拝見しました。
大江様の寄稿も大変勉強になる内容ばかり。ほんと、森林のことや枝物のこと、自然のこと、山のことなど、なんでもご存知なのです。大江さんも大江さんのお父様も。
そのほか、「人気品目をもっと売る」「花と緑を生活に取り入れやすくする工夫」などについて特集されています。
テーマの取り上げ方がいずれもトピカルで、さすがのチョイスとお見受けいたしました。よろしければ、ぜひご覧くださいませ。
書籍のご購入はお近くの書店、もしくはインターネット販売をご利用いただけます。(amazonや楽天、ヨドバシカメラなどのサイトでも販売していました)
もしくは、農文協さんに直接お問い合わせいただくと、優しいお姉さんかお兄さんが対応してくださると思います(←本当です◎)。
tel.03-3585-1147
fax.03-3585-6466
農文協の通販書店「田舎の本屋さん」もご利用いただけます。
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ちなみに、大田花きHP「産地ウンチク探検隊」コーナーも更新いたしました。
この度は、JAきみつ小糸花卉園芸組合さまのカラーです。
それではみなさま、ごきげんよう。