花研コーヒーブレイク
啓蟄
2019.03.06
梅の花が終盤に差し掛かった3月6日、今日は啓蟄(けいちつ)。
「啓」は「開く」、「蟄」は「土の中に冬ごもりしている虫」という意味。つまり、啓蟄とは冬ごもりしていた虫が地上に動き出す頃ということですね。そのような季節の転換期を反映してか、ちょうど大気も入れ替わるようで、昨今は雨が続いています。花研ブロガー2号も、冬のコートは終わりにして、スプリングコートにしています。
この頃になると、もぞもぞと動き出すのは虫ばかりでもないようで、アタクシ自身の気持ちもなんだかそわそわしてきます。
生命が動き始めるこの季節は、光と希望に満ちて美しい。空気も若く、青く感じます。冷たく乾ききった器に、柔らかく温かい水が注ぎ込まれていくように、心にエネルギーがチャージされるような気がします。気がするだけなんだけど。
冬が苦手なアタクシにとって、春の到来は一大イベント。啓蟄は、個人的にですが1年の中で大きな節目としています。
今日は花でも買って春の到来をお祝いしようかな。
ここまでが花研ブロガー2号のつぶやき。
ここからは、スペシャルゲストによる啓蟄に関するつぶやき。
まずは、ゴリちゃん。
「あ、今日、啓蟄?
そろそろ毛布いらんかな。
でもまだちょっと肌寒いんだよね。もうちょっと借りとこ」
バクちゃんのつぶやき。
「ぼかぁ虫を食べているわけじゃないんだけどね。
じゃあ何を食べているかって、みんな僕の主食を夢とかいう見えないものを食べているっていうんだけど、実は食べたことないんだ。夢っておいしいのかな。だいたいどうやって食べるんだろ。本当は野菜が好きなんだ。
啓蟄だっていうから、世の中何か変わったのかなって思って出てきてみたけど、あまり変わりないか。
今の自分に不満があるわけじゃないんだけど、ぼかぁ風に立つライオンになりたいと思っているんだ」
「ライオンになりたいだって?
意外と退屈だよ。あくびするだけで、周りは大騒ぎ。歓声が上がるんだ。何か特別なことしてんのかな、ボク。期待値高いから困っちゃうよね。
あ、今日啓蟄なの?
啓蟄って、だれか嬉しいヤツいんの?
でも結果的には食料にありつきやすくなんのかな。」
「オラは虫じゃないけど、気温が上がると動きやすいし、虫がたくさん出てきてくれた方が、お腹いっぱいになるから、啓蟄万歳」
「啓蟄?啓蟄?啓蟄?啓蟄?啓蟄?啓蟄?啓蟄?啓蟄?啓蟄・・・?
啓蟄???」