花研コーヒーブレイク
観葉植物をメインとした花祭壇
2019.02.21
本年1月の市原悦子さんの訃報には驚きました。
テレビの「日本むかしばなし」などでは、温かみのある個性的な声でご活躍された市原さん。「家政婦は見た」でも名演技を重ね、国民的人気を誇る女優さんだったと思います。1月の訃報でしたので、いまさらではございますが、遅ればせながらご冥福をお祈り申し上げます。
さて、市原悦子さんのお別れの会の祭壇をネット上で拝見いたしました。
モンステラやキキョウラン、アセビ、ドラセナ、アイビー、コデマリなど(遺影の元には白いファレノが引き立っています)、葉物、枝物を使い、祭壇が設営されています。著名人のお別れ会などの祭壇は、折につけネットのニュースで拝見してまいりましたが、このようなデザインは初めて拝見いたしました。
これは生前、市原さんの「緑に包まれた葬儀にしてほしい」「祭壇は森の中で眠っているイメージにしてほしい」という遺言を尊重したものなのだそうです。
市原さんは、先立たれたご主人の塩見さんとご夫婦で自然を愛し、グリーン系の植物がお好きで、お家の中にはたくさんの植物を置いていらしたのだとか。
そのようなご要望を汲み取って作られたグリーンの祭壇も、大変すばらしいものとお見受けいたしました。
遺骨は某寺にある樹木の下に埋められるそうで、これぞまさしく樹木葬です。
※葬儀を執り行う企業のホームページによると、樹木葬とは自然葬のひとつで、お墓に納骨せず、霊園の敷地や自然の山木や草花の下に遺骨を埋葬するもの。葬儀の多様化とともに、樹木葬を選ばれる方も増えてきているのだそうです。
さて、市原さんの花祭壇・・・というかグリーン祭壇、自分で撮影したものがないので掲載できませんが、マスコミが撮影したものがインターネットにたくさん掲載されているようです。業務の一環としてご興味のある方は検索してご覧くださいませ。
どうぞ良い週末をお過ごしください。