OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

月面で芽吹くコットンツリー

2019.01.17

昨日飛び込んできた月面実験でコットンツリーが発芽成功というニュース。

中国政府が、探査機に乗せて月に持ち込んだコットンツリー(綿花)の種が発芽したのだそうです。月面で植物の栽培に成功したのは初としていますが、「栽培」と言っていいかどうか・・・。「生命が成長できることを示している」とありますが、発芽と成長は影響する因子が異なります(発芽=成長ではない)し、このニュースの文面だけでは見えないことが多々あるように思いました。

※あまり詳しい分野ではないので、理解しきれないところがある、というのが本当のところです。このニュースに詳しい方、もしくはこの文面から更に詳しい事実を読み込める方がいらっしゃいましたら、ぜひご教授賜りたく宜しくお願い申し上げます。

 

植物は重力を感じないと、芽や根はどっちの方向に伸びていけばいいかわからない。とはいえ、水と酸素があれば、ひとまず発芽するもの。探査機が着陸した後に水をやり始め、1週間もたたないうちに発芽が確認されたといいます。低重力、放射線の強い環境でひとまず発芽したことは確認できたということでしょう。

宇宙空間で植物を栽培したことはあっても、月での“栽培”は初めてなのだそう。コットンツリーのほかにもナタネやジャガイモ、シロイヌナズナの種の発芽を試みているのだそうです。植物の宇宙実験というとシロイヌナズナが定石ですが、きっとそれよりも早くコットンツリーが発芽したのですね。

今後、成長・栽培できるかどうかは、また次のステップになることと思います。とはいえ、実験者としては未来に希望が持てる結果であることは間違いないでしょう。

 

記事はこちら。

 

 

pagetop