花研コーヒーブレイク
バラの新品種に名前を付けちゃいました
2011.09.16
こちらのバラの名前は「エクルベージュ」。
名前を考えてほしいと大田花きのバラ担当者から言われ、30位あげた候補の中から選ばれたのは「エクルベージュ」という名前でした。
エクルベージュとは、色の名前なのですが、このバラの色をどう表現するのか考えたときに思いついた候補です。
ネーミングのときに色や形、その花の雰囲気が伝わってくる方がいいですね。
私どもが新品種のネーミングを考えるときは、その品種をどのようなセグメントに販売していきたいのか(ブライダルや一般小売など)、或いは出荷期と合わせ、年間の需要期のうちどのタイミングに焦点を合わせていくのか、もしそのような具体的な販売計画がなく、周年広く消費者の皆様にご購入いただきたいということであれば、その花をいかに覚えていただくかを考えながらネーミングを検討します。
色や形、雰囲気、似ているモノ、ヒトなどをイメージしながら。
このバラは淡いベージュ色にほんのりピンク色が混じったような優しい色合いをしています。(写真では少し色が褪せて見えますが、本当はもう少しピンクがかっています)
ecru beigeと書きますが、ecruとはもともとフランス語で「生成り」とか「クリーム色の」「淡褐色」の意味を持っています。
実際にこの花は個性の強い色同士を繋ぐのに持ってこいのソフトで優しい色合いで、また少しアンティークかかった色合いが、都会的でスタイリッシュな雰囲気をプラスするのにも一役買ってくれることでしょう。
静岡県より既に出荷が始まっています。
是非ご利用くださいませ。