花研コーヒーブレイク
街の花探索記
2018.11.29
オランダのインターネットサイトはbloomonは、花を定期的に届けてくれる注文サイトの一つです。
これを見ると、花のデザインは(例えば)2010年頃に比べると、ここ数年で一気に変わってきたなーという印象です。
茎の長さや花や花穂の柔らかさ、ラインを生かしたデザイン、また例えば花瓶に10本花が挿してあるとすると、10本すべて異なる品目で、また様々なカラーがミックスされていることが特徴のように思います。
変化前の感覚であれば、なかなか受け入れがたいデザインのように思いますが、これが不思議と今見ると、それほど悪くないと潜在的に脳が判断していることに気づきます。
さて、そんな海外の変化をウォッチしながら、東京の街歩きをすると、東京のディスプレイの花も変化していることに気づきます。
例えばこちら。
アタクシが、都合毎週のように前を通るお店のエントランスディスプレイです。
↓何気にサラセニアなども使っていますが、全く毒々しさがなく、むしろ空間に緊張感をもたらすカッコイイ役を果たしているように思います。
なんだかまるでbloomonの商品提案サイトを見ているかのようなデザインです。しかも素敵。明るい気分にさせてくれます。
同じお店の別の一角には、このようなディスプレイ。
ハイブリッドスターチスだけをワシャッと生けているのはほかのアパレルやコスメティクスショップ出も拝見したことがありますが、なかなかかっこいいと思います。いずれも小輪で縦のラインが生かされた花材が多用されていること、またぎゅうぎゅうに花を詰め過ぎない、風通しのよい配置であることが特徴です。
他にも最近このようなディスプレイを見つけました。
アパレルショップのメインウィンドウを飾る大きなスワッグ。
ちょっとスペシャル感を謳う某化粧品のエントランスのディスプレイ。ツルウメモドキだけで生けています。こういうことができる人は本当に腕がいい方なんだなと感心してしまいます。大理石に映った影も素敵な演出ですね。
顔がドライフラワー。
もし東京で生花店さまをご覧になる機会がありましたら、生花店さまばかりでなく、銀座や有楽町、青山・表参道、六本木、自由が丘などのアパレルやインテリアショップなどを巡ってみるといいかもしれません。
花とは関係ありませんが、季節柄、こんなキュートなオブジェを売っているお店もありました。お店の前で見ている手前からどんどん売れていって、思わず私も連鎖反応を引き起こしてしまい、シーズナルグッズとして購入してしまいました・・・^ ^;
11月も明日で終わり。いよいよ師走に突入です。
体調管理にお気をつけて。