花研コーヒーブレイク

花き市場では、夏の猛暑、大雨・洪水、台風、地震など、多くの災害の影響により、品薄感が強くなっています。お彼岸前の需要期であり、また今週末、来週末と2週続けて訪れる3連休では、多くの婚礼やお祝い事、イベントなども予定され、花の需要が高まるタイミングですが、仏花、洋花ともに品薄傾向です。

1日も早く、品薄が解消されますよう願っています。

 

さて、面白いアンケートがありました。

成長マーケットであるエンタメ市場とシンクロするように増え続ける豪華な花贈り。個人からアーティストや俳優に贈られる花ですが、その受注納品業務を行う株式会社Sakaseruが、祝い花贈りの実態調査をした結果がリリースされました。

 

＜以下リリース記事の引用＞

■調査サマリー
・花贈りの動機　企画者は「何かの記念に合わせて」、参加者は「応援したい気持ちから」
・花の総額　総額5万円以上の花を贈ったユーザーは3割以上
・参加者の支払った金額　半数を超えるユーザーが1,000〜5,000円程度で気軽に参加
・集金／支払い方法　最も多いのは「銀行振込」、次いで「現地で手渡し」アナログな実態

＜引用終了＞

 

参加者の支払った金額が1,000-5,000円程度、「集金」というのは、共通するお気に入りのアーティストに、LINEなどネット等で声をかけ合い（知らない人同士だったりするようですが）、みなで少しずつ出資し合いアーティストに豪華な祝い花を贈るという習慣や文化によるもののようです。ユニーク&オリジナルの祝い花を納める別の方に伺ったことがあります。

 

アンケート調査の結果はこちらからご覧いただけます。

 

花の業界は全体的には縮小傾向、盆・彼岸の花需要も自宅用仏花もライフスタイルの変化とともに、緩やかに減少傾向ですが、イベントなどで人気アイドルやアーティストに贈るお祝いの花は成長マーケットのようです。

規模はまだ計算できていませんが（しなくてはいけませんね）、動きとしては無視できないかもしれません。

 

 

さて、本日9月14日はコスモスの日。

3月14日のホワイトデーから半年目にあたり、お互いの気持ちを確認し合うために、コスモスの花を添えたプレゼントを贈り合うのだそうです・・・が、これはやったことがありません(*_*;

どなたが言い出したのかはわかりません。ご存知の方は是非ご教示くださいますようお願い申し上げますm(_ _)m

広報マスコミハンドブックを拝見しますと、「9月14日コスモスの日」とあるので、花業界だけで言っているわけではないように思いますし、発端もまた花業界ではないように思います。

花き業界としては、花の品目●○の日とその花の旬がマッチしている限りは、最大限に活用していきたいものですね。

ちなみに、コスモスを販売する際に注意点（？？）ですが、コスモスでは花占いをしない方がいいようです。

一重のコスモスは花弁が8枚のため、「好き」で始めると「嫌い」で終わってしまいます。コスモスでどうしても花占いをするなら「嫌い」から始めるといいでしょう◎

 

 

最後にアナウンスです。9月17日（月）はラヂオ当番です。

祝日ですが、生放送にて7時45分からNHKマイ朝ラジオで旬の花と現在のマーケットの状況をご紹介いたします。

よろしければ耳を傾けてみてください。

 

それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ～♪