OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

社会の変化と花贈りプロモーション

2018.06.07

アメリカのミスコン「ミス・アメリカ」で水着審査が廃止されることになったそうです。主催者曰く、「ミス・アメリカは美人コンテストではなく、社会的な影響を与える取り組みについて、自分の言葉で何を語るかである」と、方針転換を行った上での決断だそうです。

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人々は、より文化的、理性的な選択をするようになっているように思います。差別や偏見、不公平に対する修正の声が大きくなり、社会は公平化に向け、大きく動き出しています。

今はその過渡期で、バランスが取れず多少窮屈な思いをするケースもあるように思いますが、この先にはきっと豊かで公平な社会が拓けているのではないかと期待しています。(その日が来るまで生きていられるように、今から健康に留意したいと思います)

これらのジェンダーの公平化に向けた動きを見ていると、もしかすると、あと30-50年くらいしたら、ミス・コンテストのミス(miss)というのも名称から外されるかも!?なんてことも考えてしまうくらいです。

 

同じように、社会で徐々にLGBTが受け入れられるようになったのも、良い傾向と拝見しております。

そもそもは、ある宗教の台頭によってこれらのマイノリティの人々は、世界の中で肩身の狭い思いをされてきたのかなと、個人的には思います。この理由はさておき、現在LGBTの割合は日本国内においては7-8%と言われています。これは血液型AB型の人と同じくらいの割合なのだそうです。

例えば、従業員さんが100人いる会社とすれば、うち7-8人程度はLGBTと単純計算でき、公言はしていない場合だったとしても、私たちのすぐそばにLGBTの人たちがいることは普通にあるはずです。それを理解し、想像できれば、日頃からLGBTへの配慮を決して忘れることはありません。

 

世の中の価値観は大きく変わろうとしています。もちろん良い方に変っているのだと思います。悪い方に進んでいるように見えることもあるかもしれませんが、3歩進んで2歩下がるように、全体的には少しずつ良い方向に進んでいるものと信じています。(この理由はまた別の機会に)

 

花き業界でも花贈りの文化を推進すべく、1年のうち様々な機会に様々な切り口で花贈りをご提案していますが、このような社会の動き、変化を読み取れば、例えばフラバレやご夫婦での花贈りで「男性から女性へ花を贈ろう」など、ジェンダーを特定したプロモーションや直接的すぎる表現は、これからは大変時代錯誤のように響く可能性があります。また、場合によっては人を傷つける可能性すらありますので、注意が必要です。(と、昨日のフラバレワーキンググループのミーティングで思いました)

マイノリティに配慮し、1人1人が幸せや豊かさを感じる社会づくりに、花業界も貢献していきたいと思います。

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