花研コーヒーブレイク
【最新版】世代別切花支出金額
2018.03.28
お待たせいたしました。3月7日の小欄でお約束いたしました世代別の切花支出金額をまとめましたので、ご紹介させていただきたいと思います。(2014年から2016年のデータです。世代別はデータのリリースが一歩遅いのかわかりませんが、調査の時点ではまだ発表になっていませんでした)
さて、世代別にまとめますと以下の通り。矢印が示すように50代からギュインッ!と支出金額が上がることがわかります。平均でも40代と50代との間には倍以上の差があることがわかります。シンプルに申し上げれば、現在の花業界の主なお客様は50代以上で、人口動態、及び一世帯当たりの支出金額からいってもこの世代によって支えていただいているといえるででしょう。
3年間の平均値をとり、20代を100とした場合、各世代は以下の通り。70代以上に至っては8倍以上。
脱帽。嗚呼、リスペクト70代~!
しかも、70代以上の3年間の棒グラフがほかの世代に比べフラットであることにご注目ください!
10代20代は景気の後退を感じにくいと聞いたことがありますが、70代も然り!ではないでしょうか。
全体の花き消費が減少している中で、増えている20代も素晴らしい限りですが、高止まりしてほとんど変わらない70代の花愛好心も天晴でございます。
ここ3年間の偶然ではありませんよ。2005年、2010年、2013年~と世代別に年間切花支出金額をとってみると、この通り。
気になって切花だけでなく園芸品・園芸用品の支出金額を調べてみますとこのようになりました。
な、な、なんと減少するどころか、70代以上は他の世代と逆行して増えているではありませんか!
花業界のみなさま、70代以上のお客様を大切にしましょう❤既にそうしていらっしゃると思いますが^ ^;