花研コーヒーブレイク
海外品種登録出願経費支援、及び説明会開催のお知らせ
2018.02.27
日本の農産物は世界的に注目されるほど優れた品種が多く、花もまた然り。
それだけに日本の農業生産、育種に携わる方は、海外への種苗流出やその懸念にストレスを感じる方も多いのではないかとお察しします。
2017年、年間輸出額が100億を超えた今、花き品種の育成者さまにおかれましても、海外への種苗無断持ち出しは他人事ではなくなってきます。(「前からさ!」という方も多いと思いますが、事案はより深刻になってきています)
そこでご案内です。
植物品種の海外流出を防止するために農林水産省の補助事業の公募が始まりました。
JATAFF(公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会)のホームページから応募できます。
育種家、ご関係のみなさまで助成の利用をお考えの方は、是非この機会に応募をご検討してみてはいかがでしょうか。農水が法人ばかりでなく個人に補助をする従来にないしくみです。
尚、セミナーは北海道、東北、北陸、関東、東海、近畿、中国四国、九州と各ブロックで開催されます。
たまに考えることがあります。この園芸大国日本で、自国民が育種していない品目を探す方が難しいなと。
そのくらい品種開発が盛んですし、新しく生まれたものはそれぞれに価値があると思います。そりゃ、海外の人から見たら相当魅力的だと思いますヨ。しかし、海外への流出をすべて自力で賄うのは大変です。個人の育種家さんもたくさんいらっしゃいますし、法人さんとて然り。
そこで、まずは基本的な知識を得ていただき、必要であれば是非応募してみてはどうかな~と思います。
日本の花き流通の更なる国際化を視野に入れた、新しいしくみが誕生しました。
無料ですので、ご興味のある方や関係のある業務についていらっしゃる方はぜひお出かけください。