花研コーヒーブレイク
歩みを止める新品種:カーネーション
2018.02.07
大田市場の中央通路はほぼ毎週旬の花が紹介されています。時には新しい品種や新規生産地の花も展示されていて、勉強になるものです。
アタクシは花と会話することはできません。色々な生産者さまや育種家さまのお話を伺っていると、花が何を訴えかけているかわかる方もいらっしゃることは存じております。花や植物と心を通わせ、以心伝心で理解できるのでしょう。しかしながら、アタクシはそこまでの力はありません。
とはいえ、大田市場の中央通路を歩いていると、たまに花に呼び止められたような錯覚に陥ることがあります。自ら足を止めるわけではなく、その花の前を通るとなんだか呼び止められて自動的に足が止まってしまうのです。たまに通り過ぎてから気付いて、リバースで数歩戻ることも。
今週もそんな花に出合いました。そのうちの一つがこちらです。
「ムーンダストじゃないか・・・」と思われた方、いえいえ、これは正確に申し上げると従来のムーンダストとは異なります。
サントリーフラワーズ様からの新品種なのです!
こちらの写真でよくご覧くださいませ。
ムーンダストに絞りが入った大変珍しい品種のシリーズなのです。
サントリーフラワーズ様に伺ってみるととムーンダストの枝変わりを見つけ、それを固定されたのだそうです。
その名前こそ・・・!
「ムーンダスト・シャンパンシリーズ」です。
淡い方がムーンダスト・シャンパンラベンダーで濃い方がムーンダスト・シャンパンバイオレットです。
サントリーさまはお酒の会社ですので、この絞り模様をシャンパンの泡のイメージと重ね合わせ、命名されたそうです。シャンパンを楽しまれるようなお祝いの機会に使っていただきたいというご提案でもあります。
覚えやすくて素敵な名前ですね。
本年1月8日から販売スタートですから、本日あたりはまさに“1か月アニバーサリー”です。
周年出荷ですが、現在はまだ数量が限られていますので、予めご了承ください。
現在はスタンダードタイプのみ。
香りはアタクシがTRYしたときにはあまり感じませんでした。芳香は気温や湿度、時間帯にもよりますので、時を変えればこの限りではございません。
お問い合わせは大田花きカーネーション担当まで。
店頭で見かけることがあれば、それはかなり貴重な機会だと思いますよ♪