OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

天体ショー!

2018.02.01

「寒月(かんげつ)という言葉があります。

寒い冬空に、冴えわたって見える月のことです。

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↑こちらの写真は1月30日の晩に撮影したもの。

冬の澄んだ空気にくっきりと輪郭が浮かび上がります。

 

昨晩(1月31日)のお月様はこちら。湿度のせいか、ぼんやりとして、寒月のイメージとはちょっと違うかもしれませんね。

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しかし、1月31日の月は普通の月ではありませんでした。

いつもより大きく見えるスーパームーン、且つひと月に2回満月が訪れるうちの2回目で、ブルームーンと呼ばれます。実際に青く見えるわけではないようですが。

さらには、このあと皆既月食が重なり天体ショーが繰り広げられました。

頑張って撮影を試みましたが、一眼レフでもない通常のデジタルカメラで三脚なし、腕(技術)なしではこんな程度でした・・・下手ですみません。カメラの専門知識もない花研ブロガー2号にとっては撮影はかなり難しかったです。プロの方やカメラ好きな方にはお恥ずかしい限りですが、撮影したものをちょっと公開しちゃいます。月食の雰囲気が伝わるでしょうか。

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↑赤くてなんだか火星にも見えてきます。

皆既月食では、地球の大気圏で屈折した光が月に赤く反射して見えるので、ブラッドムーン(blood moon)と呼ばれます。

 

カメラの設定をいろいろ変えているうちにこんな風にも撮れました。

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つまり、昨晩はスーパー・ブルー・ブラッドムーントリプル天体ショーだったわけです。

「ナショナル・ジオグラフィック」誌によると、地球上でスーパー・ブルー・ブラッドムーンが観測されるのは35年ぶり、アメリカでは150年ぶり。

且つ「NEWSWEEK」誌によると日本では36年ぶりなのだそうですが、確率としては全ての満月を100とすると、スーパームーンの発生率は約25%、ブルームーン3%、皆既月食5.6%だそうで、これが全て同時に起こる確率は0.042%。つまり満月2,380回に1度起こる計算となり、平均すると265年に1度の超レア現象なのだそうです。

みなさまの地域ではご覧になれたでしょうか。

 

ちなみに、次回の皆既月食は2018年7月28日、日本で観測できるそうです。

詳細はこちら(国立天文台のウェブサイト)

 

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