花研コーヒーブレイク
東京交通パニック
2018.01.23
昨晩の東京地方における積雪によるパニックは、ニュース等でご覧になりご存知の方も多いことと存じます。
かくいうアタクシも巻き込まれたうちの一人。モノレールはまだよかったものの、JRも都営線も大変な大混乱。
JRは入場規制で改札に入ることもできず、代替輸送の都営浅草線に向かう。
地下鉄なら雪の影響もないだろうと思いきや、それが甘かった。
ホームは自分の立ち位置も確保できないほど満員で、隅っこの隅っこに行きやっと列に並ぶ。(しかしこういう時は意外と中央の車両の方が混雑はマシだったりする・・・皆考えることは同じってことか)
やっと来た電車には乗れず見送り、その次も見送り。アタクシより後ろに並んでいた人が無理やり小さな車両に体を押し込んでいく。
徐々に列の先頭に向けて進むが、今度は電車が来ない。
やっと来た電車に乗って奥の方に潜り込む。体はS字湾曲を超えて弓字に曲がるが更に押し寄せる人でついにi字に戻る。すると両脇の人に強く挟まれ、体が浮くような感覚に。ここまでなると、多少電車が揺れても体は倒れない。強く挟まれるとそれはそれで結構な安定感だ。
早く出発してほしいと思いきや、「この先の全ての駅に車両が停止しているため、信号が青になったら出発します」とアナウンス。やっと乗車できたところでなかなか出発しない。鼻先10cmにはどこかの男性の後頭部。もちろん本も読めなければスマホを見ることもできないし、首や腕一本動かすことができないほどの満員電車。
乗換えの際に私は誰かに無意識にLineで「殺人的満員電車」と打っていた。
後で聞くところによると、混み過ぎてホームに落ちる人もチョイチョイいらしたようで。恐ろしい話だ。
電鉄の従業員さまのご苦労も察するに余りある。
一方、こんな時でも怒号が飛び交うことなく、みなギュウギュウ詰めの車内で不快感にも耐えて静かにしているところはやはり日本人のメンタリティなんだろうなと考える。
いつもと違うルートで乗り換えながら、やっと最寄りの駅に到着。
通常の2倍の所要時間だったろうか。ストレスはいつもの10倍以上だ。
駅から出て見ると国道一号線でさえもこんな状態。
イチョウの枝は雪で白く染まる。
山手通りも真っ白。
今朝のニュースでは都内で降雪による事故が680件以上あったと。いずれも大事故でないといいのですが。
そんなパニックに襲われた東京都内ですが、帰るのが遅かった友人に伺うと“ガラガラの電車で帰った”そうで。
満員電車も暫く緩和しないだろうから早く帰るように心配していたのですが、取り越し苦労だったようです。
電車に関して言えば、いつもは遅くまで働くけど今日は早く帰ろう組と定時帰宅組と出先から直接帰宅しよう組、早上がり組などが16時から20時くらいに集中したのでしょう(憶測ですが)。
積雪のケースは東京では数年に一度しかなく、今年の教訓がまた次回に生きるとも限りませんが、この度の経験は同じような失敗をしないよう刻み込んでおきたいと思います。
多くの高速道路も通行止めとなり、電車以上に大変だったことでしょう。路上でスタックしちゃえば燃料切れも気が気でなくなります。
今朝の花き市場はどうかといえば、買参人様もいつもの火曜日よりは少なめでした。
↓買参人さまもお車の雪。このような日の朝にも仕入れに来てくださる皆様に感謝感謝です。