花研コーヒーブレイク
ウィーンフィル ニューイヤーコンサート
2018.01.09
毎年恒例のニューイヤーフィルコンサートの花チェック。
音楽はろくに聴かずに花を見ることだけに夢中になるわけです。すみません。
昨年はレモンやパイナポーなど、丸ごとフルーツが一緒にアレンジされていましたが、今年はざっと拝見したところフルーツ類は見当たらずオーソドックスなアレンジに。ピンクオレンジの幸せ感いっぱいの装飾、バラ、カーネーション、シンビジウム、アマリリスをメインに花いっぱいに埋め尽くされた会場。このスタイルは基本的には毎年変わりありませんね。
オペラ歌手に渡されたブーケ。銀色に染められたアスパラガスナナスを使っています。
この複色のバラは日本でも人気のジュミリアでしょうか。
こうしてニューイヤーコンサートの花だけ追いかけていると、花のデザインは大きく変わることはなくても、カメラマンが毎年違うのではないかと気付きます。この仮説を検証するつもりもないのですが、カメラワークが毎年全く異なります。
そんなことはどうでもよくて、ところで真ん中のルスカスらしき葉の塊は何だと思いますか。
ついにモリコロ(?)がウィーンフィルのステージに登場か?と思われ方がいらっしゃるかもしれませんし、いらっしゃらないかもしれませんが、なんと無人カメラがここに隠されているのです。
クルクルとカメラが回って色々な角度からステージ内を撮影しているようです。
このような舞台での花材を見ていると花というのは国際商品なんだなとつくづく実感します。
また、これだけの花材を年末に仕入れて、(恐らくは)トラックで楽友協会に搬入し、大変な思いをされて生けられたフローリストさんたちのご苦労が偲ばれます。