花研コーヒーブレイク
夏満開の大田市場
2017.08.03
東京ではなんだか梅雨入りのあとは真夏ような日々の連続、空梅雨のまま梅雨明け宣言が出されたかと思えば、その後に梅雨本番のような日々。どの地域でも似たような曇天続きでしょうから生産者さまのご苦労が偲ばれます。
さて、大田市場花き部2階の中央通路にはそんな曇天を吹き飛ばすかのような明るさがもたらされています。
サカタのタネ様のヒマワリ・ビンセントシリーズと新しい無花粉タイプのトルコギキョウの展示です。
ヒマワリの展示は海をイメージした夏らしい演出で、拝見しているだけで楽しい気分になります。
デザインは岡寛之さん。さすがです。
トルコギキョウはまだ名前が付いていないほど新しい無花粉タイプが展示されていました。
しかも小輪系で使いやすそう!
しべをよーーーく見ると本当に花粉がないのです!触っても何も付かない!
黒いトレーの上において花粉が落ちないためテーブルを汚さないことをアピール。
確かに!
無花粉タイプのことをPFというそうです。
PFの意味は以下の言葉のイニシャルレターからきているそうです。
Pollen Free(無花粉)
Prolonged Flowering(花持ちが良い)
Patented Flower Breeding Technology(特許登録のある技術登録)
無花粉ということも高く評価されるところですが、こちらのトルコギキョウは花の形やサイズ、立ち姿も大変優れていると思います。
こちらの白い品種をご覧ください!開花輪が16つ、プラスツボミが3つほど付いています!
透き通るような白さながらも、しっかりとした花弁、花も上向きのベル型で、凛として品がありながら、かわいらしさを併せ持った印象です。(←個人的な見解です)
きっとバイヤーのみなさま、業務需要を担うフローリストのみなさま、消費者のみなさまにも支持されることと思います。近い将来、名前が付いてマーケットに流通する日が楽しみです。