花研コーヒーブレイク
アルチンボルド展
2017.07.11
6月20日から9月24日まで国立西洋美術館(上野公園)でアルチンボルド展が開催されています。
アルチンボルドさんとは1527年、イタリアミラノ生まれの画家です。16世紀後半にハプスブルク家の宮廷で活躍したのだそうです。歴史上でもひときわ異彩を放つ宮廷演出家で、宮廷でもかなり寵愛を受けたのだとか。
そういえば、山手線のホームで大きな看板を拝見しました。かなりインパクトの大きな看板でした。
これらがチラシに掲載されていた絵画です。独特な風体の人物を描いた肖像画のようですが、よく見ると花や野菜、魚介類、動物などで肖像画が描かれています。
例えばこちら↓
頭にカボチャ、こめかみにブドウ、その下にアジアンタム(らしき)葉(茶色っぽいから違うかもしれませんが)、鼻には洋ナシ、口は栗、ヒゲは麦か粟化、耳にしいたけ等が使われています。
そのほか、ダイコン、オリーブ、リンゴ、三つ葉、肖像画のファクター全てに至るまで野菜と果物で構成されているのです。どこからインスピレーションを受けたのかわかりませんが、当時はかなり影響力があったに違いありません。また、当時ヨーロッパにあった野菜を窺い知ることができて、面白いですね。
コレ、夏休みのお子様の宿題にいかがでしょうか??
実際に野菜や花で肖像画を作ってみる。アルチンボルド展来日記念ということで。こんな感じならマネできそうでは??
と言いっぱなしですみませんが、私は会期も十分長いことですし、タイミングを見計らって出かけてみたいと思います。