花研コーヒーブレイク
Delicious!明日館
2017.06.20
先日、MUJIさまのイベントでコラボさせていただきました生花店Piantaの田中治美さま。田中さまと門下生による展示会が、6月18日、池袋の明日館(みょうにちかん)で開催されました。
明日館でのイベントは、年に1回の生徒さんたちの作品発表の場。テーマ(課題)があり、そのテーマに沿って作品が制作されます。
今年のテーマはDelicious!
横山園芸さま(清瀬市)のエディブルフラワーを使った“おいしそうな作品”が展示されました。
ウェディングケーキのようなおいしそうな作品ですね。
こちらは先生の田中さんの作品。ドウダンツツジ以外は、アリアム(ネギ)、ズッキーニ、ナデシコ、マリーゴールドなど、全て食べられる素材でデザインされています。
「食べませんが」と田中さん。
こちらは紅白餅に上手に挿してあるのか(Delicious!がテーマなだけに)・・・
「上手にお餅に挿してありますね」と伺ったら、
「カラーオアシスです」
と大笑いされました。
つまり、吸水スポンジのオアシスです。
だすよね~。お餅のワケがない!我ながらなんという素人発言。
わー、ヤバイ。怒られる~Σ(´Д`;) うあ゙
いや、しかしそれだけテーマの通りDelicious!に仕上がっているということですね。
おいしそうな和菓子のように見えます。
オアシスの使い方を考案された方、スゴイ。
こちらは小学2年生の作品。4歳のころから田中さんのお教室に通われています。
とても丁寧で優しく、溌剌として表情の明るいお嬢様です。
花研ブロガー2号が話の流れでそのお嬢様に
「私の心の穴も埋めてください」
とお願いすると、私の膝の上に座って穴を埋めるように胸のあたりをなでなでしてくれました(*´∇`*)号泣!!
私の心の穴は、その時確かに埋められたように感じました。ご両親がたっぷりの愛情で優しく丁寧に育てていらっしゃるのでしょう。
田中さんの今回の展示会、Delicious!がテーマでエディブルフラワーを使用しても、実際には食べないからと、全ての花材に水揚げ促進剤と切り花栄養剤を使ったという徹底ぶりです。日頃からPiantaの田中様の切り花鮮度保持に対する高い意識は感じていましたが、その飽くなき追求には頭が下がります。
ところでこの明日館、かの有名な米国の建築家、フランク・ロイド・ライトの日本における建築実績の一つで、現在は重要文化財に指定されています。
今年はそのフランク・ロイド・ライトの生誕150周年なのだそうで、6月23日(金)のEテレ『美の壺』(午後7時30分~)で紹介されるそうです。よろしければこちらもご覧くださいませ。(番組詳細はこちら)
アールデコの建築仕様をいたるところに見ることができます。