花研コーヒーブレイク
ネペンテスの水の味!?
2017.06.14
昨年の母の日に、モデルの益若つばささんがご子息に食虫植物をもらったとtwitterで明かしていらっしゃいました。
「この母の日の息子のセレクトに狂気とセンスを感じます」と絶賛。
その食虫植物こそネペンテス。本日、仲卸の大森花卉さんで拝見し、その話を思い出しました。
ネペンテスといえば、和名をウツボカズラ、英名をpitcher plant(ピッチャープラント)、つまり水差しの植物という意味ですが、というのも、この袋の部分を水差しに見立てたもの。
チャールズ・ダーウィンのお友達で、同じく進化論を提唱した英国の博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスは、マレー半島探検中、死活問題にかかわるほど飲み水に困り、ついにネペンテスに溜まった水を、虫をかき分けて飲んだといいます。
その味は、酸味があり意外にも美味だったのだとか・・・
虫を酸で溶かしてしまうくらいですから、酸味があるのはごもっとも。“美味”というのは、生死に関わるほど喉が渇いていたからかもしれません。
みなさまはくれぐれもお飲みになりませんように!