OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

36億!?

2017.04.11

昨日のニュースによると、平成28年に東京都内で届けられた現金の落とし物は36.7億円にも上るそうです。(ニュースはこちら)

届けられない現金もあるでしょうから、実際にはもっとあることが想定されます。

東京都の人口が約1,300万人ですから、一人当たり300円弱落とした計算になります。(実際には落とした人が都民とは限りませんが)

それにしても1年間で36.7億も落とすなんて、日本人はお金持ちだなーと思ってしまいます。

実はアタクシも現金が落ちているのをよく見かけます。小銭がほとんどですが、月に2-3回は見つけます。電車通勤を始めた当初は拾って警察に届けていましたが、最近は小銭の場合はあえて拾わないようにしています。もっともお金が落ちているのを見かける駅には必ず監視カメラがありますし、警察に届けたとしてもその監視カメラにはお金を拾って持って行った様子が記録に残ることが憚られるからです。大金を届けるなら人助けになりますが、1円やら100円を届けてもその手続きにかかる時間の方が惜しく感じられます。あ、昨年15,000円を拾ったときは手続きで夜中の12時を過ぎてしまいましたが、きちんと警察に届けました。

1万円以上なら看過せず警察に届けると仮定すれば、1年間で36万人の人が落とした計算になります。都民のうち3%の人が1万円を落としたことになります。

都内で36億円を落とした代わりに花を買ってくれればいいのにというのはというのは業界人の身勝手な妄想でしょう。

東京都内の世帯総数700万(外国人や単身を含む)。東京都1世帯当たりの花き支出金額が12,816円(切鉢合計、二人以上の世帯)とすると、単純計算で個人消費はおよそ900億円。36億ならその4%に当たります。ここ20年間ほとんど伸びていない日本のGDP、また、個人消費の伸びはいつも0%台という経済的背景を考えれば、花きの消費額を4%増やすのはたやすいことではありません。しかし、このままでは花き消費はさらに下降の一途を辿る恐れがありますので、不断の努力が必要です。

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ブルゾンちえみさんだったら

「東京都中にどれだけお金が落ちていると思っているの!?

 

 

・・・36億!」

 

と叫びながら、札束をまき散らしそうですね。

money_fueru

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