花研コーヒーブレイク
ガーベラ記念日にちなんで その②
2017.04.07
お待たせいたしました。
水曜日の小欄の予告通り、ガーベラ記念日にちなみ、ガーベラのデータを少しご紹介させていただきたいと思います。
一覧表は弊社の情報サービスサイト「ここほれわんわん」わんわんからの転記やわんわんのデータを元に作成したものです。
ガーベラは大田花きの品目の中で、その取扱い数は第7位で、取扱い本数は1,600-1,700万本。(2016年4月-2017年3月、品目は大田花きの分類による。「ここほれわんわん」品目別実績より)
主な品種は、バナナ(73万本、黄)を筆頭に、サンディ(黄)、キムシー(ピンク)と続きます。(2016年度)
(最上段の「ガーベラ」は、色々なガーベラの品種が混ざったもの)
月別の取引量は以下の通りです。(2016年度大田花き)
年度末の3月、及びガーベラの最盛期である4月は出荷量が最も多いことがわかります。
オレンジ色の線は単価を示していますが、数値を表記した右側の軸は消させていただきましたー。
(2016年と書いてありますが、2016年度です↓)「ここほれわんわん」品目別実績より
ご出荷いただいている県は以下の通りです。(2016年度大田花き)
(「ここほれわんわん」品目別実績・県別データより)
「花研カレンダー」コーナーに掲載している品目別分析より、ガーベラのバブルチャートとご紹介いたします。
品目別に過去5年間の累積結果を分析しています。右上にあるのが、過去5年の結果で単価・数量ともに伸びている傾向の品種です。ガーベラ全体としては、数量は減少傾向、単価は若干上昇傾向にあります。取引量が多い上位12品種は、いずれも比較的良い場所に位置していると言えます。さすがガーベラの生産者さま、星の数ほどある(とはやや大げさですが)ガーベラの品種のうち、売れている品種を良く分析して選んでいらっしゃいます。(「ここほれわんわん」花研カレンダーより)
次に月別の販売分析について。(「ここほれわんわん」花研カレンダーより)
月別でみると、一気に左側にバブルが寄ります。つまり、どの月も出荷数量は減少傾向にあるということです。その中でも、9月、12月、3月、4月は比較的単価は好調であることを示しています。バブルの大きさは出荷量を示していますから、もっとも単価上昇傾向にある9月には、もう少し数量を増やしてもいいかもしれません。(もちろん品種も吟味して)
反対に5月、6月、7月は連続して単価が下落傾向です。4月まではいいのですが、気温が上がり始めるこの時季は敬遠されるのかもしれません。先述の棒グラフでわかるとおり、2016年のデータによると1年間で最も出荷量が少ないのは7月ですから、生産者さまはすでに夏場の下落傾向はご承知の上で、かなり調整されていることがわかります。
しかし、5月は難しいところがあります。4月が最盛期だった分、バブルの大きさが示すように出荷量もまだ多く(急に減らすことなどできませんから)、結果的に単価も最下部に位置してしまっています。品種の再検討が必要でしょうか。中小輪系や染めの青系など涼しそうな品種もいいかもしれません。
ガーベラ記念日にちなみ、さらりとガーベラのデータ紹介でございました。
これらのデータは「ここほれわんわん」に公開、もしくは公開されたデータを元に作成しております。さらには、品目・品種ごとに取引単価など表示されておりますので、是非ご活用くださいませ。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。
4月9日(日)22時からBSジャパンもお見逃しなく!(詳細はトップページのNEW&TOPICSをご覧ください)