花研コーヒーブレイク
「ガーベラ記念日」にちなんで その①
2017.04.05
4月18日はガーベラ記念日。
国内で八重のガーベラ品種が誕生した日であること、「よいはな(418)」のごろ合わせから、また折しも4月がガーベラの出荷最盛期であることからこの日がガーベラ記念日となりました。
そんなガーベラ記念日を目前に、大田市場花き棟の中央通路はガーベラが展示されています。
4月18日ガーベラ記念日に加え、今年のイースターは4月16日と比較的近くに日が巡ってきました。ガーベラ記念日と合わせ、新年度みなさまが「いいスタート」を切れるよう、「イースタート!」にかけてイースターにガーベラを提案しています。
ナイスアイディアですね。
ガーベラはおそらく担当者でも全てを覚えられないのではないかと思うくらい、溢れるほどの品種があります。
ここではその一部をご紹介させていただこうと思います。
まずはパスタシリーズで“パスタトスカーナ”。花弁の裏が黄色くてリバーシブル仕様が特長です。カワイイですね。
“パスタオランダ”。オランダのナショナルカラーであるオレンジが印象的です。
“パスタロサート”
ロサートってrosato(ロザート)、ワインのロゼ(イタリア語でロザート)のことかな。そんな感じの色をしていますね。
面白いのは、こちら。
“ディアボロ”。悪魔の意味(イタリア語)ですが、まるで天使のような愛らしい表情をしているガーベラではありませんか。天使のような悪魔です(笑)
こちらは“ロスキルド”という品種。
ロスキルドってロスチャイルド(Rothschild)のことかなぁ・・・ドイツ語ではロートシルト、フランス語ではロチルド。この品種が日本に来て販売名を決めるときに、ロスキルドと読むことにしたのでしょうね(推測)。
ちなみにロスチャイルドといえば言わずと知れたヨーロッパの貴族の名前。Rothschildはドイツ語で「赤い表札」の意味。
“ボレロヤムヤム”・・・ヤムヤム(yum yum=「おいしそう!」の意味)は全くその通り。
直径6cm位でフルダブルの花弁が使いやすそうです。
こちらも直径6cmくらいの“セス”。
“ペネロペ”って、あの映画女優のペネロペ・クルスからとったのかなぁ・・・
“キューピッド”はサーモンピンクがかっていて春色満開。こちらも直径6-7cm程度、フルダブルで使いやすそうです。
“ブラックパール”。キューピッドもそうですが、フルダブルで直径6-7cmくらいになると、花弁が立体的に展開しますし、大輪すぎず、他の花との調和がとりやすいのでちょっとしたアレンジや花束にも使いやすいですね。(←個人的見解)
“アンデュカス”は思わず「アランデュカスじゃなくて??」と突っ込みを入れたくなる品種名ですね。
ガーベラだけど“エーデルワイス”。白つながり。
個性的な“コットンキャンディ”。
地名シリーズもいくつか。先述のトスカーナやオランダもそうですが、こちらは“カリフォルニア”。
“アカプルコ”といえばメキシコの西側の海岸にあるリゾート地。グラデーションがきれいですね。
宇宙の話にまでなりました、こちらは“ビッグバン”。直線的な筒状花弁が放射状に延びる様子は、ビッグバンのイメージにもつながりますね。
スパイダー咲きの“ドラゴンナイト”。
“ブルーアイ”はややアンティークがかった風合い(写真には写りませんが・・・)が魅力です。
ガーベラはフォルムが平たいので、あまり花径が大きすぎると2,000-3,000円の売れ筋ブーケやアレンジメント用には敬遠してしまいがち。作品・商品のサイズにもよりますが、他の花と合わせるなら花径は6-7cmが個人的には使いやすい印象です。くどいようですがあくまでも個人的な感想です。生花店さんによっても異なるでしょう。面を埋めるのに重宝するので、大輪の方がいいという方もいらっしゃると思います。
明日は「ガーベラ記念日にちなんで その②」として、弊社の会員制情報提供サービス「ここほれわんわん」から引っ張ってきたガーベラのデータに関する情報を公開しちゃいます!
最後はピンク色の“バイバイ”でバイバイ。