花研コーヒーブレイク
英国 新1ポンドコインいよいよ発行
2017.03.14
2週間後の3月28日(火)、英国の新しい1ポンドコインがいよいよ流通します!(新1ポンドコイン詳細はこちら)
12角で世界で最も偽造されにくいコインとされ、また連合王国を結成する4つの国の花それぞれがデザインされた素晴らしい1ポンドコインの採用が決まったときには、小欄でもご紹介させていただきました。(その時のブログはこちら)
花研ブロガー2号も新コインの実物を拝見できる日があればと楽しみにしているのですが、なんと日本と違うのは、どうやら旧1ポンドコインは10月末日で使えなくなるというのだ。日本は確か旧紙幣や旧硬貨も使えるはず。
どうやら、現在の1ポンドコインは偽造されやすく、およそ30枚に1枚が偽造であるというのです\(◎o◎)/!!これは驚き。
だからこそ、偽造されにくい技術を駆使した最新鋭のコインを作り、全てそれに切り替えるということですね。
では、旧コインが使えなくなるまでに両替をする必要があるのか、もしくは両替できないとしたら、果たして私はいくら失うのかと、英コインが入っている箱を見てみたら・・・・
なんと1ポンドどころか26ペンスしかなかった・・・il||li(つд-。)il||liアタタ
今だったら、およそ35円。惜しい!
ちっとも惜しくないけど、英ポンドでもアタクシはビンボーであった。カナシ。(1ポンドは今140円くらい)
まあせっかくなので、この機会に他の硬貨の柄もよく見てみることにしました。
全てのコインの表に描かれたエリザベス2世の横顔。
英国史上最高齢の君主であり、英国史上最長在位の君主。さらに、昨年10月にタイのプミポン国王が逝去されたことにより、存命の君主では世界第1位の長期在位君主という、英国が誇る偉大なる女王様です。
いや、ちょっと待ッタ。
エリザベスさまのお顔が違う!!特に顎のラインが・・・!!
“young”のと“aged”のとがあるではないか。しかも3段階くらいに分かれている!
年齢順に並べてみました。真ん中の2枚は同じくらいの年齢かな・・・一番左のコインは見えにくいのでズームでもう一度。
王位に長く就かれるというのは、このような変化を自分自身でも目にしつつ、国民にも晒していくことになるのですね。自然の流れですし、良いことだと思いますが。
日本の通貨で一人の人のヤングバージョンとエイジドバージョンが描かれた例はあるのでしょうか。日本の紙幣に最多登場回数7回を誇る聖徳太子でもほぼすべて同じお顔のように見えます。(後世になってから作ったからそりゃそーなのですが)
さて、5ペンスの裏を見てみたら、アザミがデザインされていました。スコットランドの国花ですね
↓見えづらいけどアザミです。コインちっちゃ!
みなさまも英ポンドコインをお持ちでしたら、中に1ポンドが含まれていないかご確認くださいませ。
3月28日新コインの流通が楽しみです♪ 1日も早く新コインを拝見してみたい!
そして、もし新しい1ポンドを入手した方は、是非花研まで写真をお寄せくださいませませ~。
偽造がなくなり、英国の経済にも良い影響がもたらされるといいですね。