花研コーヒーブレイク
今週の中央通路①
2017.02.08
今週の大田市場花き部の中央通路はチューリップ盛り!そのほか、春の花が満開です。
今日はチューリップをメインに、明日はチューリップ以外の展示品目花をご紹介させていただこうと思います。いずれも魅力いっぱいの春の花です。
実は花研ブロガー2号、チューリップは最も好きな品目の一つ。
好きな品目は、コーヒー、チーズ、ナッツ類、チューリップ・・・そんなレベルで結構好きです。もちろん口に入れませんが^ ^;
“最も好きな花は?”と聞かれたら他にもたくさんありますが、“今週聞かれたら”やはりチューリップでしょう^^
今週の出展生産地様は以下の通り。
・黒東(こくとう)チューリップ切花出荷組合(JAみな穂)様
・戸出町(といでまち)チューリップ切花生産部会(JA高岡市)様
・砺波市(となみし)花卉協会(センティア、権正寺営農組合)様
まずは、フラワーオブザイヤイヤーOTA2016で特別賞を受賞された株式会社センティア様のマリット。
やはり調和のとれた黄金バランスで美しいですね。お尻が丸く、“マリットはモリッと”しています。ほかのどのチューリップよりも。思わず触りたくなってしまいます。フラオタで生花店のみなさまから良く売れるとの評をいただいたのも頷けます。
ちょっと引いてみても、マリットの丸みと明るい色目が光りますね。
展示ラベルにはきちんとフラオタ受賞の旨が記載されていました。ありがとうございます。
こちらはケープラントキフト。他産地でしたが2009年にフラワーオブザイヤーOTAを受賞した品種です。
こちらはミステリアスパーロット。中央通路は気温が低く品行方正な佇まいでいらっしゃいますが、少し温かくなると表情が一変します。何とも妖艶な姿に・・・
↓気温が上がるとこんな感じに変身です。乱れ咲き・・・ではなく、パロット咲きと言います。花弁がオウム(parrot)の羽根に似ているから(だと思います)。
花弁の先が反り返るユリ咲きの「マンダリン」。発色が美しく、これも個性的でいいですね。
同じくユリ咲きの「炎の恋」。昨年開催されたトルコのアンタルヤ国際園芸博覧会の切り花コンテストにおいて銀賞を受賞された品種です。
こちらも品がありながらもかわいらしい品種ですね。その名も「春」。
楊貴妃。このアイシーで透き通った気品がvery goodですねー。
氷の女王のような品格もありながら、女児の頬を思わせるかわいらしさもあります。
黄色の変わり咲き、モンテスパイダー。
こちらは、アンタルヤの切り花コンテストで金賞を受賞した「春のあわゆき」。
このPOPが示す通り、5品種もご受賞されたのだそう。
主催者様のイチオシブースはこちら。
新品種も含めたお勧め品種です。
茶色系の「ブラウンシュガー」は珍しいですね。他の花との色合わせも楽しめます。大人な雰囲気になりそうでGOODです。何より香りが素晴らしい。“フローラル”の香りです。どこかで同じ香りを嗅いだことがあると思ったら、バラでした。何の品種かは覚えていませんが、目をつむって香りだけ嗅いだらバラと思うかもしれません。そのくらい良い芳香を放っています。
新品種の「ミルクシェイク」。万人に受け、どの売り場でもコンスタントに売れそうです。
ファンも多いことでしょう、こちらは「夜の帝王」。一度見たら忘れない名前とお姿ですね。
「結婚式に使おうと思ったけど、名前がダイナミックすぎて新婦さんに申し訳ないので、結婚式には使うのをやめました^ ^;」とお話されるデザイナーさんがいらっしゃいましたが、結婚式用には言い訳できるよう(使ってもらえるよう)、隠れセカンドネームがあってもいいかもしれませんね(笑)
最後に、実は個人的にとてもお気に入りの品種群。矮性で球根付きのこのようなタイプ。店頭ではたくさん売れるものではないかもしれませんが、この楚々とした控えめな感じが好きです。
こちらはトルケスタニカ。
ポリクロマ。いいですね~。
リリプット(左↓)とテタテ(右↓)。
そして最後にブラックベース。
花瓶と合わせる楽しみもありますね。
それでは、この続きはまた明日~!