花研コーヒーブレイク
フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA2016結果発表と表彰式
2016.12.02
本日、朝6時50分よりフラワーオブザイヤーOTA2016の結果発表と表彰式が開催されました。2005年にスタートしたこの表彰制度は、12回目を迎える本年は最優秀賞1つ、特別賞2つ、新商品奨励賞2つ、合計5つの花と生産者さまがご受賞となりました。
結果と表彰式の様子は以下の通りです。
■最優秀賞: 鈴木明典様(静岡県浜松市) トルコギキョウ NFアンティークピンク
右の写真は表彰式でご挨拶をされる鈴木様。
写真は2輪咲きですが、3輪タイプのものもございます。
3輪付くと、そのボリュームときたらかなりのものです。1輪の直径12cm前後の花が1本に3輪付いているわけですから、例えば10本ですと30輪。まるでそこに30本の大輪の花があるかのようなボリュームです。
■特別賞: 株式会社センティア様 チューリップ マリット
表彰式で熱弁されるセンティア代表取締役の伊藤仁嗣(ひとし)様。
ほんの一言から、伊藤様のチューリップ生産に対する情熱とひととなりが伝わってきます。
マリットが評価されたことにヒントを得て、これからも面白い「一重の」チューリップ新品種をどんどん出してくださるとのことで、私たちとしても楽しみですね。
■特別賞: グリーンウイングスジャパン様 スプレーマム カリメロ
表彰式でご挨拶されるグリーンウイングスの渡辺裕昭様。
輸入商社様が入賞されるのは、フラワーオブザイヤーOTA史上初めてです。ベトナムのダラットで日本向けの花き生産が盛んになった象徴といえるでしょう。
カリメロは9種類展開、周年出荷というのが頼もしいところです。
■新商品奨励賞: にいがた岩船農協切花部会荒川支部様 オリエンタルユリ ゼルミラ
ご挨拶をされる南部営農センターの吉村朋也様とゼルミラを生産される切花部会部会長の近藤弘和様。
■新商品奨励賞: みやび花園様 切り花パンジー ミュール
みやび花園様はやむを得ぬご事情で本日は欠席となりました。(そこでお写真だけ送っていただいてしまいました!)
パンジーを切り花として生産するという発想に出合ったのは平成元年のころ。とても感動的な出合いでしたが、切花用として商品化するまでは、かなりのご苦労があったようです。また機会がございましたら、色々とお話しをお伺いしてみたいところです。
フラワー・オブ・ザ・イヤーOTAの表彰式の様子は、大田花きのホームページでも様子をご覧いただけます。(こちらをクリック)
尚、12月3日以降にフラワーオブザイヤーOTAのオフィシャルページが更新されます。(こちらのページ)
また、富山新聞12月2日(金)朝刊、及び北日本新聞12月2日朝刊には早速チューリップマリットでご受賞されたセンティア様の記事が掲載されております。地域にお住まいの方は、是非ご覧くださいませ。
尚、大田市場花き棟の中央通路では、受賞品種が展示されていますので、機会のある方は是非ご覧になってみてください。