花研コーヒーブレイク
小泉進次郎議員から花業界へのメッセージ☆
2016.09.09
9月7日(水)に開催された花の国日本協議会様主催のフラワーサミットにご登壇くださった小泉進次郎議員。
どのようなお話をされたのか、事務所に戻ってきてメモを元に20分ほどかけて再現プレゼンテーションを行いましたが(笑)、ここでは印象に深く残ったポイントを2つをご紹介させていただきたいと思います。
①国内の人口減少マーケットでも大丈夫だというしくみ作りをやろう!
嘆いてもどうにかなることとならないことがある。人口減少は今の時点ではすぐにどうにかなるものではないので、これを嘆かない。
例えば、2050年には日本の総人口1億人になると予測されているが、世界人口は90億人になると言われている。つまり、国内マーケットの9倍の人数がいるわけだから、これをいかに取り込むかを考える。
人口6,000万人でも将来を悲観しない国になる!
(ここから花研ブロガーの意見ですが、確かにスウェーデンは人口1,000万弱、つまり東京都より少ないのに幸福率の高さは世界トップレベル。人口減少を産業の縮小や不幸の言い訳にしたくないものです。)
②生産者を最後に守るのは誰か
生産者を最後に守るのは誰かを考えて。国でもなければ補助金でもない。
それは消費者。
だからその消費者に喜ばれるものを作っていくことが大切。しかしここで、その消費者は今二極化していることに注目。
タイプA:安ければ買う、価格のみに反応する消費者
タイプB:哲学や道徳を持つ意志ある消費者
花業界(農業)はタイプBの消費者を大切にしていく必要がある。そのためには、タイプBに伝わるものを作って販売していくこと。そして消費者は生産農家を知らない。生産のことを伝えることが大切。生産者は情報を発信して小売店は生産農家のストーリーをタイプBに伝えていくことが大切。
大きくはこの2点を伝えたかったのではないかなと思います。
そして、ご自身は自ら農林部会長を今のところ2年務めていますと。
いままでは1年交替で、2年やった人は前例がないそうです。しかし、農業の世界を見るのに1年で交代とは、つまりおコメの生産なら1回しか見ることができない。するとまさに、「猫の目行政」(政策がコロコロと頻繁に変わること)に陥り、国民が振り回されてしまう。だから小泉議員は自ら続投を申し出たということでした。心強いお方です。
ところで昨日、小欄でご紹介した本件のネットニュースには、花研ブロガー2号が小泉議員の隣の鏡に亡霊か白いお饅頭かのように映り込んでいて、我ながら失笑しました。前の方に座っていたわけでもありませんし、私の前には数名の方がいらしたのに、なんという絶妙な(?)角度なのでしょう。
もう恥ずかしいので、だいぶ画像を小さくさせていただきました。
小泉議員と井上理事長の間にある後の鏡に亡霊のように映り込むアタシ・・・
小泉議員が1人でズームとなってからも、最後まで付きまとう白いおまんじゅう↓^ ^;
最後に追記としてですが、小泉議員にお忙しい中お越しいただいて良かったことの一つは、花産業のことがテレビで流れたということ。これは色々な意味で大きな宣伝になったと思いますよ。
ではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませませ。